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セザンヌの山・空の細道 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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「死」の匂いと、「永…

「死」の匂いと、「永遠の少女」への憧れ。柔らかく優しい、そして、しつこくない悲しさに満ちている。

文庫OFF

2023/06/29

鶴の書は泣いてしまった。1人語りが多く、強かさとは無縁の頼りなさを感じるが、それでいいのだと思うし、堪えてきた人のその後のような弱さにはとても惹かれた。

Posted byブクログ

2023/02/11

いい作家に出会えた。しかも第三の新人だって。先生の研究室で見かけてから気になっていた作家だけれど、そうだとは知らなかった。 とっても好きな短篇が幾つかあった。アーウィンショーのときのような感じで、ストーリーに心撃たれたのかも。 「鶴の書」と「束の間の幻影」と「萩すすき」。 こう...

いい作家に出会えた。しかも第三の新人だって。先生の研究室で見かけてから気になっていた作家だけれど、そうだとは知らなかった。 とっても好きな短篇が幾つかあった。アーウィンショーのときのような感じで、ストーリーに心撃たれたのかも。 「鶴の書」と「束の間の幻影」と「萩すすき」。 こういうところを文学に昇華させたいから、小説を書くんだよなあと思えた。この作家にとっての微かで、けれども切実に思っている記憶の断片を、僕も大切だと思うことができた。 いい作家だ。

Posted byブクログ

2009/10/04

少女に対する一貫する「妄想」にはちょっと辟易するが、その孤独感にはひかれるし、一篇一篇の完成度は高い。

Posted byブクログ