子どもたちのグループホーム の商品レビュー
小規模な児童養護施設について書かれた珍しい本。 内容的にはなんとか輪郭を描き、トピックも広げようと努力の跡がうかがわれるが、最後のアメリカの事例を見ると、日本で「地域小規模児童養護施設」を展開するのは正直、至難と思われた。 日本は、まず資金集めの文化がない。つまり、財政的な...
小規模な児童養護施設について書かれた珍しい本。 内容的にはなんとか輪郭を描き、トピックも広げようと努力の跡がうかがわれるが、最後のアメリカの事例を見ると、日本で「地域小規模児童養護施設」を展開するのは正直、至難と思われた。 日本は、まず資金集めの文化がない。つまり、財政的な基盤が弱い。 次に、この分野の専門家が少ない。つまり、チームワークも成り立たず、社会的な信用が得られない。 では、家庭で育てられない子どもはどうしたらいいのか?難問であるが、日本として答えを出す必要がある現実の課題である。
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