小林秀雄全作品(2) の商品レビュー
作者の個性や天才。そういうものを小林秀雄ははっきりと見つけた。この頃から、致し方ないもの、退引きならないもの、運命とさえ言いたくなるもの(表現に際はない)に対する執着が見られる。 「自意識の勝った優れた作家の制作の系列を眺める時、生涯の若々しい時期に、決定的な制作を発表しているの...
作者の個性や天才。そういうものを小林秀雄ははっきりと見つけた。この頃から、致し方ないもの、退引きならないもの、運命とさえ言いたくなるもの(表現に際はない)に対する執着が見られる。 「自意識の勝った優れた作家の制作の系列を眺める時、生涯の若々しい時期に、決定的な制作を発表しているのが屢々見られる。処女作にすべてがあるという言葉は弱々しい、凡庸な作家でもその処女作にすべてがあろう。そうではない。自身の特異性をはっきりと見定めた歌、己れの独自の象(かたち)の発見の退引きならぬ定著があるのだ。」(p153「横光利一」)
Posted by
2009/ 2009/ 文学と風潮. 新しい文学と新しい文壇. アルチュル・ランボオ. ランボオ詩集 アルチュル・ランボオ著 小林秀雄訳. 「地獄の季節」訳者後記1. ランボオ2. 横光利一. 批評家失格1. 私信−深田久弥へ. 我ままな感想. 近頃感想. 物質への情熱. 中村...
2009/ 2009/ 文学と風潮. 新しい文学と新しい文壇. アルチュル・ランボオ. ランボオ詩集 アルチュル・ランボオ著 小林秀雄訳. 「地獄の季節」訳者後記1. ランボオ2. 横光利一. 批評家失格1. 私信−深田久弥へ. 我ままな感想. 近頃感想. 物質への情熱. 中村正常君へ. アルチュル・ランボオの恋愛観. 感想. 卒業論文をめぐって 村松剛著.
Posted by
- 1