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空中庭園 の商品レビュー

3.5

84件のお客様レビュー

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同名映画の原作本

「なにごとも包み隠さず」がモットーの京橋家。穏やかで幸せな家族に見えるけど、実はそれぞれが嘘を抱えていて……。少し強めの毒入り家族小説ですが、読後感は意外に?爽やか。鋭い人物描写が光ってます。

yoko

2022/07/12

一見仲良さそうに見える家族でも それぞれに隠し事とか 言えない過去とかあって、 ちょっと怖いなって思った。 実は引きこもり予備軍のコウくんが 1番鋭い

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2021/07/09

短編連作の作品ですが どれもがウーンと唸らされる作品でした。 6編は京橋家の家族、 女高生の娘 40前後の父親 母親 母親の50代中盤の母 阿呆男の父親と息子が関わる20代中盤のミーナと言う女性 中学生の息子 の6人の独白スタイルだけど結構深い話です。こんなデタラメでいい加減で...

短編連作の作品ですが どれもがウーンと唸らされる作品でした。 6編は京橋家の家族、 女高生の娘 40前後の父親 母親 母親の50代中盤の母 阿呆男の父親と息子が関わる20代中盤のミーナと言う女性 中学生の息子 の6人の独白スタイルだけど結構深い話です。こんなデタラメでいい加減で共感出来ない家族の話にはついて行けないなって思いつつ いつの間にか共感を覚えている笑!等身大で作中のデイスカバリー・センターならぬイオンモールも近くにあるし(笑) 始まりはやっぱり「八日目の蝉」だったけど以来読むたんびに やっぱり角田光代さんは侮れない作家でした(笑)なかなかお見事でした。ただ私が学生時代や若い頃ならば解らなかった内容でしょうね〜。

Posted byブクログ

2020/05/07

あかん 僕の頭では理解できない 家族の在り方? 人それぞれの人生 繋がっていそうな そうでなさそうな 空中庭園? うーん?

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2017/06/12

薄気味悪い、というか他の家の家庭の事情に首を突っ込んで覗いてしまったときの険悪感。 家族全員が、それぞれに秘密を持っている。 それでいて表面上はみな、仲良く取り繕っている様が異様で、でもこんな部分はどの家庭にでもあるような気がするから、後味が悪い。 話ごとに視点が変わることで、人...

薄気味悪い、というか他の家の家庭の事情に首を突っ込んで覗いてしまったときの険悪感。 家族全員が、それぞれに秘密を持っている。 それでいて表面上はみな、仲良く取り繕っている様が異様で、でもこんな部分はどの家庭にでもあるような気がするから、後味が悪い。 話ごとに視点が変わることで、人の見方も変わってくるし(絵美子と、母の関係とか)そういった面白さもありました。 ただなんとなく読み終えて釈然としないというか、再読したいという気にならないのでこの評価となりました。

Posted byブクログ

2014/12/22

この手の話を最近何故かよく手にしてしまっているが、読むほどに将来の自分の家庭に対する不安が募る。反面教師にして上手くやっていきたいが実際家族とはいえ、何をどう考えているか、同じ方向を向けているのか、それは誰にも分からないもの。 でも、信じて生きていくしかないしね。

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2014/12/12

家族が何を考え何を思って生きているかはきっとどこまでもわからないままでいることが幸せなのかもしれないと思う。 聞いてほしいことなら自分から話すし、秘密という殻でみんな自分を護って生きているんだよな。

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2014/08/31

人間っていうのは、どこまでいっても本当は独りで、でも、だから誰かを信頼してみたり愛してみたり家族を作ってみたりするんだろうなぁ。 色んな器や繋がりがあるけど、底の部分では最後は独り。それは、きっと普段は忘れていてもいいことだけど、たまに思い出した時に愕然としない程度に認識していた...

人間っていうのは、どこまでいっても本当は独りで、でも、だから誰かを信頼してみたり愛してみたり家族を作ってみたりするんだろうなぁ。 色んな器や繋がりがあるけど、底の部分では最後は独り。それは、きっと普段は忘れていてもいいことだけど、たまに思い出した時に愕然としない程度に認識していた方がいいことなんだと思う。

Posted byブクログ

2014/08/21

章ごとに語り手が変わるのがおもしろい。 ある章で嫌なやつだなーと思わされた人が語り手になると、少し好感をもってしまったりして面白い。その逆もある。 人間ていい部分も悪い部分もある、そういうことが心地よく描かれている気がした。 結局皆憎めない。 そういうもんかも。

Posted byブクログ

2014/08/20

幸せな家族ってなんだろうって考えさせられる。 「私たちの家族に秘密なんてなくて、仲良し家族なんです」という家族。本当は理想の家族を演じているだけ。でも演じていることすら自覚がない。 家族それぞれの視点から語られるそれぞれの秘密や想い。読み進めていくと、家族の闇がはっきり見えてくる...

幸せな家族ってなんだろうって考えさせられる。 「私たちの家族に秘密なんてなくて、仲良し家族なんです」という家族。本当は理想の家族を演じているだけ。でも演じていることすら自覚がない。 家族それぞれの視点から語られるそれぞれの秘密や想い。読み進めていくと、家族の闇がはっきり見えてくる。 全体的にどこか虚ろなんだけれども不思議と納得してしまう説得力がある。これも家族の一つのあり方なのかなと。闇と光って表裏一体だから。 この家族だけが特殊じゃないなと思ってしまった。 ひきこまれてあっという間に読んでしまった。

Posted byブクログ