無限連鎖 の商品レビュー
どんどん先が気になるエンターテイメント小説。 テロの手口と政府の対応は興味深いが、日本人主人公を中心としたシーンは退屈。
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同時多発テロの直後、日本船籍の巨大タンカーがシージャックされ、爆薬を積んだまま日本へ。テロリストの要求を呑まねば、東京湾は火の海に――。 テロ——。物流を断ち切ることによって、アメリカの経済そのものを切断し、アメリカへの報復を果たそうとする人々。そして、次のターゲットは東京——。...
同時多発テロの直後、日本船籍の巨大タンカーがシージャックされ、爆薬を積んだまま日本へ。テロリストの要求を呑まねば、東京湾は火の海に――。 テロ——。物流を断ち切ることによって、アメリカの経済そのものを切断し、アメリカへの報復を果たそうとする人々。そして、次のターゲットは東京——。 無限に連鎖するのは怨みなのか。それとも、父から子へと受け継がれる思いなのか。 ようやく自由を取り戻した人々が、普段「守られている筈」の人々によって吹き飛ばされてしまう瞬間、何とも言えぬ後味の悪さが残った。 けれどもそれがこの世界での現実なのかもしれない。
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東京湾の危機は実際にありうる話しだと思うと極めて臨場感がありました。米国の指導部が日本に対して述べている危機管理対応の甘さについては悔しいですがきっと間違いなくそのように受け取られているのでしょうね。米国各地の物流網の破壊も物凄い発想です。しかし、その前半と後半の日本の危機が結びつかなかったですね。最後のアンクル・サムが間に合うのかどうか、まるで映画で007やスチーブン・セガールの「沈黙の戦艦」を見る思いがし、こんなにうまくいくのだったら、苦労しないのにと思いながら結末には後味の悪さが残りま?した。それも米国の国益を守る姿勢を告発するという意味では重要なシナリオだったのだと分かるのですが。
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米国で発生した同時多発テロ。次の標的を同盟国日本としたテロリストは、大賀秀樹の乗る「あらびあ丸」の積み荷に目を付けた。 プロローグが長かった割に、本編は短めというか期待外れの観も。どう考えてもテロ計画には不備があるとしか思えず、それが気になって物語に集中できなかった。読ませる筆力...
米国で発生した同時多発テロ。次の標的を同盟国日本としたテロリストは、大賀秀樹の乗る「あらびあ丸」の積み荷に目を付けた。 プロローグが長かった割に、本編は短めというか期待外れの観も。どう考えてもテロ計画には不備があるとしか思えず、それが気になって物語に集中できなかった。読ませる筆力はあると思う。
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読みごたえのあるシージャックの話だ ちょっと強引な所もあるけど。知らない人は乗せたらアカン!!! イイジマも運良く船に乗れたな ほんまに
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アメリカにテロ発生 それと平行して日本に向かう大型タンカー がシージャックされる こちらが話のメインかな テロリストの要求は飲めるのか、 打開策を見出すことができるのか 緊迫感と悲壮感あり
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東京炎上!テロリストの要求を呑まなければ首都が壊滅する。N.Y.東京…世界を震撼させるテロの連鎖。日米首脳の苦渋の決断が下った。
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「亡国のイージス」と同じく、シージャックもの。 ただしこちらはイエメン系のテロリストが石油トレーラーを襲うという設定。 規模は小さいが、石油なだけに爆弾を仕掛けられると東京湾が火の海になり、経済的打撃を受ける。 後半は緊迫感が増し、一気に読めたんだけど、前半のアメリカ都市部襲撃と...
「亡国のイージス」と同じく、シージャックもの。 ただしこちらはイエメン系のテロリストが石油トレーラーを襲うという設定。 規模は小さいが、石油なだけに爆弾を仕掛けられると東京湾が火の海になり、経済的打撃を受ける。 後半は緊迫感が増し、一気に読めたんだけど、前半のアメリカ都市部襲撃とどう関連してくるのか、 エピローグで無理やり結びつけた感じだ。 大賀という船長や、許、植山など乗組員の人となりが今ひとつ伝わってこず、 せっかくテロリスト達を自力で壊滅し、日本の危機を救ったにもかかわらず 中性子爆弾(核兵器)であっけなく殺されてしまう。 そんな憂き目にあっても、あまり同情心もわかない。 やっぱり朝倉恭介が登場しないとだめだなぁ。 ただ言えることは、楡さん、テロリストの口を借りて、かなりアメリカバッシングしてましたよ。
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