パラダイス・ウォーカー の商品レビュー
重度の障害を持ちしかも車椅子の生活の作者が、一人の旅行を通じて人とのふれあいを語るエッセイ。見た目での世間一般の対応を赤裸々に語るとき、現実を目の当たりに悟らされる。 実際の自分がその世間一般の中の一人である事を、思い知らされる。しかし、なんの衒いもなく引く事もなく自然に接し、相...
重度の障害を持ちしかも車椅子の生活の作者が、一人の旅行を通じて人とのふれあいを語るエッセイ。見た目での世間一般の対応を赤裸々に語るとき、現実を目の当たりに悟らされる。 実際の自分がその世間一般の中の一人である事を、思い知らされる。しかし、なんの衒いもなく引く事もなく自然に接し、相手に重荷を感じさせる事なく援助出来る人たちの存在を語るとき、作者は明るく、未来に希望を見出している。作者の引用文から「人には赤と青の、二つがあればいい。赤は人をつつむ優しさ、青は海のようにすべてを受け入れる強さ。この二つさえ持っていればいい」 持っているのか?<自分?
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