金子兜太の俳句の作り方が面白いほどわかる本 の商品レビュー
金子兜太さんが書いた俳句の入門書。ん~,やっぱ,わたしのような俳句初任者としては,このブクログでも紹介した夏井さんの本の方が読みやすいなあ。夏井さんの教え方で実践してから,兜太さんの自由な雰囲気を学べばいいかも。 いろんな人の作品が紹介されているんだけれども,季語なしもあれば...
金子兜太さんが書いた俳句の入門書。ん~,やっぱ,わたしのような俳句初任者としては,このブクログでも紹介した夏井さんの本の方が読みやすいなあ。夏井さんの教え方で実践してから,兜太さんの自由な雰囲気を学べばいいかも。 いろんな人の作品が紹介されているんだけれども,季語なしもあれば,575のリズムに収まらない作品も多いんだよなあ。わたしは,それも好きなんだけど,自分で作るとなると,やっぱり始めから自由になるのはちょっとね。 ただし,季語にこだわるあまり俳句から離れるようでは本末転倒ですよね。 だから,次のようなアドバイスは兜太さんらしくて好きです。 ですから俳句を作る人,特に青少年の場合は,季語にあまりこだわらず,どんどん自分の思う通りの言葉で書けばいいと思います。むしろ季語よりも,実感を大事にしてつくるほうが大事です。/そして,大人になったら,季語が少し他の言葉と違って,歴史を持った厚みや中身があるものだということを考えながら扱ったらどうかと思います。季語は日本語の言葉のいいモデルになります。/また,季語でないものも,季語に比べて劣らないくらいの中身を持ったものとして使う,そこまでいったら素晴らしいと思います。 (本書,62ぺ)
Posted by
- 1