鳥居 の商品レビュー

稲田智宏(著者)

2019/06/19

（モノクロだけど）豊富な図版とともに、鳥居の来歴や類型を教えてくれる本。

鳥居と一口に言ってもいろいろな形があるし、その形を分類して追って行くことで神道の系統みたいなものも見えてくる、と。

靖国神社の鳥居がシンプルでなかなか美しいことも知る。（靖国の評価とは関係ないけど）

2016/07/05

＜目次＞
第１章　　鳥居と日本
第２章　　バラエティに富む鳥居の魅力
第３章　　日本最古の鳥居から三柱鳥居まで
第４章　　鳥居のルーツを探る

＜内容＞
鳥居とは何か？を探った本。第４章が一番書きたかったのだろうけど、結局ルーツはわからない、ということ。日本神話における”柱”や”鳥”ネタを引っ張て来たけど、納得いく説明はなかった。逗子市立図書館

2014/04/29

種類別の鳥居の写真が載っていたので、それを目当てに購入。
鳥と死。鳥と船の関係や、古代日本人の死後の世界観があいまいである点は面白く読めた。
ただ、個人的に前半の、現代日本人と鳥居の関係はどうでもよかったし、作者の文体がやや硬くて読みづらいかんがいなめなかった。
更に「鳥」居の期起源を探っているうちに、段々と主題から離れて行ってしまった感が否めなかった。

2009/11/02

全国の鳥居の種類や、その意味などを考察した本。
鳥居の成立について、あまり言及していないのは仕方ないと感じる。
研究の現場でもまだまだ不明な点が多々あるからだ。
「あるテーマについての入門書」である新書にそれを求めるのは酷であると感じる。成立について知りたいなら専門書や論文を読めばいい。
新書はあくまで気軽に読むもの。