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盗まれたあした の商品レビュー

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2012/03/29
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裕太は夢をみた。自分と同じ小6の少年たちが走っている。親友の啓輔もいる。しかし、にわかにみんな慌てる。知った顔が別人の顔になり、何かから逃げる。そんな夢。 裕太は留守番していた。玄関のチャイムがなり、見ると誰もいない。けれど、誰もいないはずの部屋から物音がして、自分とそっくりな少年がそこにいた。恐怖で外に出ると、母が帰ってきたところ。しかし、どんなに説明しても、自宅のそっくり少年が本物で、自分は偽物だという。気がつかない家に、裕太の顔は別人に変わっていた。 困り果てた裕太は親友の啓輔の所に行く。啓輔も同じような状況で家に帰られずにいた。2人で学校へ行くと、学校にはさらに何人かの小6の少年たちが、自分とそっくり少年に家を追い出されていた。 クラスのちがう10人の少年の共通点は?学校を拠点になんとかしようとするけど、10人それぞれバラバラになって、異世界へと迷い込んでしまう。ここと、似ていて、全く違う世界。困難を乗り越えて帰ってきた彼らには、ちょっとした予知能力が備わっていた。 6年秋ころから卒業くらいの設定。時間を大切に生きよう、ってむすびはちょっとそぐわない気がする。でも、面白いSF小説。

Posted byブクログ