命の遺伝子 の商品レビュー

高嶋哲夫(著者)

2013/06/26

世界的な遺伝子学者が主人公。１００歳を超えるナチス残党が、今も４０代の若々しさを保っている事が分り、残党の潜む南米へ・・・。なかなかはらはらドキドキさせられた。ナチス残党とバチカンの関係、遺伝子工学の進歩による永遠のいのちの可能性、それらが政治的な陰謀とつながってなぞが謎を呼ぶ。最後まで息つく暇もないほどの展開。星五つ。

2011/07/01

科学者の先生とナチスの残党を追う集団。不死のDNAを求めて、ヨーロッパ、ジャングルの奥地、アメリカと各地を転々としながら、物語は進んでいく。
展開はスピーディーで読みやすいが、ダン・ブラウンのパクリか！って突っ込みたくなる部分がたくさん。

2012/06/20

遺伝子は４つの塩基が２重螺旋に規則正しくならんでいるいわば、 生命の設計図。 たった１箇所、配列が違うだけで、長寿だったり短命だったり、 特殊な酵素が生成されたりするものです。 この遺伝子があるから生命は進化することができたということらしいです。 永遠の命と引き換えに・・・。 ジャンル的にはサスペンスなのですが、どこか哲学的で、考えさせられる。 そんな小説でした。

2009/10/04

人の何倍もの早さで老化が進む病気になっている肉親、自分もやがてはその遺伝子を受け継いでいる自分もやがて同じ道を辿る医師、逆に老化せずいつまでも若さを保っているナチスを追うナチハンターなど遺伝子のもつ不思議さが中心になっている。