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成人病の真実 の商品レビュー

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2013/07/30

およそ10年前の書籍なので、いろいろな見解は変わっている可能性もあるが、文藝春秋に寄稿したものを1冊の本にまとめており、基本は今の医学に対してのアンチテーゼだと思う。 3部に分かれており、1部として成人病としての高血圧、コレステロール、糖尿病、脳卒中ドッグについて、2部として、...

およそ10年前の書籍なので、いろいろな見解は変わっている可能性もあるが、文藝春秋に寄稿したものを1冊の本にまとめており、基本は今の医学に対してのアンチテーゼだと思う。 3部に分かれており、1部として成人病としての高血圧、コレステロール、糖尿病、脳卒中ドッグについて、2部として、医療ミス、インフルエンザ脳症の薬害の疑い、インフルエンザワクチンの問題、癌新薬の問題を扱い、3部で、癌や定期健診について述べている。 医療はまだまだ分からないことが多い中で経験則で行っている治療や勘違いの治療もあるとは思う。その意味では学会や製薬会社や官僚の言うことだけを信じるのは危険だと感じた。

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2013/06/01

現代日本医療について製薬会社・厚生労働省とのつながりから実態解明を試みてみた本。医者も製薬会社のいいなりになっている(洗脳されている?)というのは、なんとなくわかる気がする。論文を恣意的に書いて薬害を隠ぺいしているというのはわかる。学会なんて狭くて、一生涯の人間関係の場であるなら...

現代日本医療について製薬会社・厚生労働省とのつながりから実態解明を試みてみた本。医者も製薬会社のいいなりになっている(洗脳されている?)というのは、なんとなくわかる気がする。論文を恣意的に書いて薬害を隠ぺいしているというのはわかる。学会なんて狭くて、一生涯の人間関係の場であるならば、同業たる医者や取引先である薬品会社などの相手に気をつかって書かざるを得ない。 あと、インフルエンザ脳炎について、米国では原因として疑われたアスピリンを法律でもって強制的に使用中止した点を国策として優れているとほめているが、それは、小さいことでも法律・条例でうえから命令をだして縛るお国柄であるというだけだと思う。国民性というか。 国民性が引き起こす薬害というものが、国ごとにありそうだ。

Posted byブクログ

2012/06/17

「患者よ、がんと闘うな」を読んでから この著者の本をもっと読んでみたくなった。 たまたま図書館にあったのでさっそく読んでみたが やはりおおよそ予想通りのことが書いてあった。 ただ、健康診断が職場で義務付けられているのは 日本だけというのは意外だった。 確かに、問題点も多いと思う...

「患者よ、がんと闘うな」を読んでから この著者の本をもっと読んでみたくなった。 たまたま図書館にあったのでさっそく読んでみたが やはりおおよそ予想通りのことが書いてあった。 ただ、健康診断が職場で義務付けられているのは 日本だけというのは意外だった。 確かに、問題点も多いと思う。 何かの検査でひっかかった場合 さらに精密検査を強いられることになるし 職場の人事担当者はそういった個人情報を 握っているわけだから そういえば、知り合いの人がこぼしていたが 以前職場で検査で異常がみつかったとき 精密検査を断りたい場合は その理由を明らかにした上で 人事担当者を通して断わるようにいわれ なんだか個人情報をさらけだすようで 嫌だったと言っていたのを思い出した。 近藤誠氏の説を100%受け入れてよいかどうかは わからないが 我々は何か間違った情報を刷り込まれているのかも しれないと思うし もっと多くの人に読んでもらいたい一冊だ。

Posted byブクログ