無間地獄(上) の商品レビュー
世の中、金っていう話…
世の中、金っていう話、なのだと思う。でも、結局、何なのよ?っていう疑問が残る。 ヤクザの主人公が、金と力を手に、上を目指すが、幼少の頃の強烈なトラウマがあって、それが、いつまでたっても男の人生に影響を与え続けているし、呪縛をきることもできない。 とにかく、暴力、裏切り、虐待、騙し...
世の中、金っていう話、なのだと思う。でも、結局、何なのよ?っていう疑問が残る。 ヤクザの主人公が、金と力を手に、上を目指すが、幼少の頃の強烈なトラウマがあって、それが、いつまでたっても男の人生に影響を与え続けているし、呪縛をきることもできない。 とにかく、暴力、裏切り、虐待、騙し、騙され。読んでいて、ものすごい不快感と嫌悪感がつのる。しかし、それでも続きを読んでしまう。 普通に生きてる人にとっては、あまりにもリアリティが無い感じもするが、ついつい読み進めてし
文庫OFF
この作家で最初に読んだ本。 どこか笑っちゃう箇所もあるが、日常と重ねると想像以上の異常さが新鮮で、こんなどうしようもない世界に引き込まれる。 この面白さから他の作品も読む事にした。
Posted by
富樫組の桐生は冷酷非情な闇金融屋。 一方、玉城は女性をだまして高額な商品を買わせるキャッチセールで優雅な暮らしをしていた。 この二人が絡み合い、物語は進行していく。 下品な表現も多いが、それは作者の意図だろう。 壮絶な過去を持つ桐生と玉城がどうなるのか、興味を持たせつつ下巻へと...
富樫組の桐生は冷酷非情な闇金融屋。 一方、玉城は女性をだまして高額な商品を買わせるキャッチセールで優雅な暮らしをしていた。 この二人が絡み合い、物語は進行していく。 下品な表現も多いが、それは作者の意図だろう。 壮絶な過去を持つ桐生と玉城がどうなるのか、興味を持たせつつ下巻へと続く。 全然感動しないが、先が気になってどんどん読んでしまいます。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上巻はかなり恐いヤクザ小説で、どんどん追いつめられて行く感じがハラハラしたんだけど、下巻に入ってから急に安っぽくなったというか、えっ、BL小説? ていうか本当の愛を〜とか光が〜とかなんかケイタイ小説みたいなチープな感じがでてしまったなぁと。
Posted by
序盤は下品で稚拙な表現が続く。展開も陳腐だ。 しかし玉城が嵌め込まれていく中盤あたりから物語が急激に展開していく。それに伴って筆者の表現力も格段に向上する。新堂氏が意図してそうしているのに気付かされる。 ひとつの憎悪が螺旋となって無間に続く、まさに地獄。 それにしても、女性の...
序盤は下品で稚拙な表現が続く。展開も陳腐だ。 しかし玉城が嵌め込まれていく中盤あたりから物語が急激に展開していく。それに伴って筆者の表現力も格段に向上する。新堂氏が意図してそうしているのに気付かされる。 ひとつの憎悪が螺旋となって無間に続く、まさに地獄。 それにしても、女性の扱いは問題ありながらも、いきなり巻き込まれた玉城はちょっと可哀想。。。
Posted by
新堂は何作か読みましたが、ゲイ関連のくだりは鉄板。桐生のオトンの使うリアリティのない九州弁が気持ち悪い。下馬評を気にしすぎたのか、刺激は感じなかった。下巻での巻き返しを期待。
Posted by
借金は絶対するなと思う。 それにしてもエステのキャッチセールスマンを落し入れる手口はあまりにひどい。 無知であるなかれ。
Posted by
金のためなら財産どころか命も狙う闇金融を営む富樫組若頭の桐生は膨大な借金を抱えたエステサロンのトップセールスマンの玉城をカモにしようとする。端麗な容姿と巧みな話術で女たちに高価な商品を売りつけていた玉城は、桐生の仕掛けたワナにはまってすべてを奪われる……。金と己れだけ信じて舞い...
金のためなら財産どころか命も狙う闇金融を営む富樫組若頭の桐生は膨大な借金を抱えたエステサロンのトップセールスマンの玉城をカモにしようとする。端麗な容姿と巧みな話術で女たちに高価な商品を売りつけていた玉城は、桐生の仕掛けたワナにはまってすべてを奪われる……。金と己れだけ信じて舞い上がる暗黒の魂のレクイエム! やりました!クリティカルヒットです。この暗黒感がたまらないです。金は怪物、金は麻薬、人間の醜さ、残酷さに鳥肌が立ちます。玉城の転落していく様は圧巻です。桐生の謎めいた背景もゾクゾクします。このひろがった風呂敷をどう収束させるのか下巻が楽しみです。
Posted by
若頭で闇金の社長。子供の頃、父から性的虐待を受けていた。自分もゲイであることを自覚。父が他の男と性行為をしているのを見て逆上し、殺す。出所後、やくざに引き取られる。やくざの息子もゲイ。女を手玉に取る美玩具営業マンに借金の保証人にさせる。営業マンの女から毟り取りの手口がパラに描かれ...
若頭で闇金の社長。子供の頃、父から性的虐待を受けていた。自分もゲイであることを自覚。父が他の男と性行為をしているのを見て逆上し、殺す。出所後、やくざに引き取られる。やくざの息子もゲイ。女を手玉に取る美玩具営業マンに借金の保証人にさせる。営業マンの女から毟り取りの手口がパラに描かれる。跡目、争いのライバルに情報がつつぬけ。営業マンは醜男に整形させられる。情報をもらしていたのは組長の息子(ゲイ)。営業マンは、最後に頼りにしていた女に裏切りを知り殺す。最後の修羅場でゲイ であることがばれる。営業マンが 撃たれるのを庇い絶命。パンチドランカーの手下に暗号で殺しの指令を出したところで完。 父を殺したのは、男への嫉妬。 母が男と夜逃げしたのは、男を連れ込んでやっているところを見られたからと祖母から教えてもらう。「おまえも父ちゃんと同じ」 「隠れてやるのが、ハラハラして最高」
Posted by
見るからにディープな本。 ヤミ金融が関わる話で、「金を借りるってホント恐いな」と思った。 一度読み始めると止まらないよ〜!
Posted by
- 1