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ラッシュライフ の商品レビュー

4

258件のお客様レビュー

  1. 5つ

    85

  2. 4つ

    95

  3. 3つ

    61

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    0

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2011/08/06

いわゆる群像劇。ストーリの繋がりはお見事。ニアミスするというようなレベルではなく、まさにパズルのように精巧にきちっとはまって、なるほどと感心してしまうほど。黒沢の泥棒哲学?なんかも面白いし随分練りこんで作られてるなあという感じ。個人的にはちょっと他の小説と平行して読んだせいもあり...

いわゆる群像劇。ストーリの繋がりはお見事。ニアミスするというようなレベルではなく、まさにパズルのように精巧にきちっとはまって、なるほどと感心してしまうほど。黒沢の泥棒哲学?なんかも面白いし随分練りこんで作られてるなあという感じ。個人的にはちょっと他の小説と平行して読んだせいもあり、途中なんども前のぺージを確認した。。この犬どこででてきたっけ?とか。。あと、バラバラ殺人(塚本さんの動機)とかが詳しく描かれてないのでちょっと残念。ストーリーをいかにつなげるか・はめ込むかに力をいれて無駄な分ははしょった、もしくは結論部分が先にあって書き始めたのか?。。。多分私は奥田秀朗氏の「最悪」のような個人個人に感情移入できるような人生物語の深さの上につながりができるような展開の方が好きなのだと思う。

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2009/10/04

最初、登場人物が多いことに加え短編でそれぞれの物語が時間軸もよく分からないままに語られていき、どういう風に話が繋がるのか分からず混乱しそうでした。しかし、読み進めていく内にどんどんと物語が絡まって、最後には一つになる。この感覚は爽快。 神と内臓の話とか、神と蚊とか、他にもところど...

最初、登場人物が多いことに加え短編でそれぞれの物語が時間軸もよく分からないままに語られていき、どういう風に話が繋がるのか分からず混乱しそうでした。しかし、読み進めていく内にどんどんと物語が絡まって、最後には一つになる。この感覚は爽快。 神と内臓の話とか、神と蚊とか、他にもところどころに出てくる名言的文句が面白くて好きです。

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2009/10/04

同じ舞台のばらばらの話。 それらを読み進めるに、まさに騙し絵の様な違和感を感じるも、さらに読み進めると全てがひとつになっていく。 終わりのが1番始めで……。 この本そのものが、騙し絵の様。 話そのものよりも、小説ならではの、この構成の仕方に注目。

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2009/10/04

伊坂さんお得意の登場人物が折り重なる話。 黒澤さんいいなあ。あと、犬についていきたい。 042/100

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2009/10/04

併走する5つの物語が様々に交錯し、ラストが鮮やかに締めくくられている作品。 バラバラな5つの話が、ちょっとづつ交錯した結果、もたらされるラストは伊坂マジックです。 また、伊坂作品の一番人気のキャラ(黒澤)が、初めて登場した作品!! 黒澤はこの後、「重力ピエロ」にも「フィッシュス...

併走する5つの物語が様々に交錯し、ラストが鮮やかに締めくくられている作品。 バラバラな5つの話が、ちょっとづつ交錯した結果、もたらされるラストは伊坂マジックです。 また、伊坂作品の一番人気のキャラ(黒澤)が、初めて登場した作品!! 黒澤はこの後、「重力ピエロ」にも「フィッシュストーリー」にも登場します。

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2009/10/04

初めて伊坂幸太郎を読んでみた。読みやすかったんだけど途中かなり表現が怖くて(グロいのと気味悪いのと)しばらく放置してた。笑 読み終わってみて思ったのは・・・あんまり救いがない・・ってこと。私はハッピーエンドの話に慣れ過ぎていたのかな??けど話の構成はすごい。計算されてる感があった...

初めて伊坂幸太郎を読んでみた。読みやすかったんだけど途中かなり表現が怖くて(グロいのと気味悪いのと)しばらく放置してた。笑 読み終わってみて思ったのは・・・あんまり救いがない・・ってこと。私はハッピーエンドの話に慣れ過ぎていたのかな??けど話の構成はすごい。計算されてる感があった。

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2009/10/04

266P 初出:書き下ろし 初刷:2002.7/30 印刷:(株)光邦 製本:加藤製本(株) 装丁:平野甲賀 新潮社装丁室

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2009/10/04

構成は恩田陸の「ドミノ」似。バラバラの話がリンクしていく。 こちらの方が面白い。他作を読んでいると隠れキャラにも気づいたりして、至る所にスパイスいっぱい。

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2009/10/07

ちょっと行ったり来たりしすぎなんじゃねえかと・・・。 あと、なにかを置き去りにしているような気もするな。

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2009/10/04

 伊坂さんの本は3冊目だが、今回もやられた。参りました。彼の本を読んで思うことは、世界を鳥瞰してみたいなあと。僕がこの本を読んでいる間にも、どこかで僕の知らないことが起きているわけで。様々な人々が、様々な場面で関わりながら生きている。僕の知らないところで。その関係性が思いもかけな...

 伊坂さんの本は3冊目だが、今回もやられた。参りました。彼の本を読んで思うことは、世界を鳥瞰してみたいなあと。僕がこの本を読んでいる間にも、どこかで僕の知らないことが起きているわけで。様々な人々が、様々な場面で関わりながら生きている。僕の知らないところで。その関係性が思いもかけないところで自分に影響を及ぼしたりもする。だから、全体を眺めてみたいなと思う。雲の上から伊坂ワールドを堪能できたら、どんなに面白いだろうか。まあ、知らない世界があるからこそ面白かったりもするんだけれども、やっぱり。  断片的なストーリーが最後にきっちり繋がる。やっぱり、伊坂さんは上手だなあ。

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