1,800円以上の注文で送料無料

闇の音 の商品レビュー

2.4

7件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2014/03/10

人並外れた聴覚をもつ男女の話。 題材はとても面白かったのだけれど、どうも読み進めるのに時間がかかってしまいました。 やはり人間の心の中が一番怖い。 そんなホラー。

Posted byブクログ

2012/02/06

うーん。よく考えられた作品。しかし、なんか次へ次へと読み進むわくわくした楽しみが感じられない本。わかるんだけど、同意できないわだかまりが残る感じ。ラストもイマイチ。幸せにも不幸にもなっていない。ただ、鬼となっていくってだけ。救いがない分、作者の力不足が伺える。

Posted byブクログ

2011/09/11

イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/1659404.html)

Posted byブクログ

2010/05/04

常人離れした異常な聴覚を持つ主人公の吉川真昼。普通の聴覚なら聞こえないはずの日常の騒音、マンションの隣室や階上階下の生活音や電話口での小さな話し声、さらには心の揺らぎまでも聞き取ってしまうのだ。彼女が住居に求めるのは「静か」であることだった。だが、新しく階上の部屋に越してきた住人...

常人離れした異常な聴覚を持つ主人公の吉川真昼。普通の聴覚なら聞こえないはずの日常の騒音、マンションの隣室や階上階下の生活音や電話口での小さな話し声、さらには心の揺らぎまでも聞き取ってしまうのだ。彼女が住居に求めるのは「静か」であることだった。だが、新しく階上の部屋に越してきた住人の男性は「静か過ぎる」ほどに音を立てないのだった。真昼は男が殺人者ではないかとの疑念を抱き始める……。 異常なほど鋭敏な聴覚。現代ではむしろ厄介なものかもしれない。その厄介な能力ゆえに知ってはならぬ事を知ってしまったことで思わぬ事件に巻き込まれていく……そういう展開なのかと思ったら、中盤からは異能者同士の腹の探りあい、神経戦みたいな様相を呈していく。文庫裏表紙の梗概で期待したのとはだいぶ違う方向に物語が進んでいくのでその分失望感があった。 うーん、聴覚が鋭敏過ぎて他人の心の声まで聞こえちゃう、ねぇ。それならば異常聴覚などにせず、最初から超能力者みたいに描いても良かったんではないか、そんな風にも感じた。人称が第3人称でありながら、主人公の視点で語られることも多く、限りなく1人称に近い。そこもまだるっこしく感じてしまった原因かも。 この著者の作品で初めて読んだ「輪-RINKAI-廻」は凄く骨太で読み応えあったんで、期待したんだけどなぁ……。

Posted byブクログ

2009/12/29

人に見えないものが見える、というのはよくあるけれど、これは人に聞こえないものが聞こえてしまうお話。しかも人の心の「雑音」が聞こえるって……人の心が「読める」以上に恐ろしいかもね。いやほんと、主人公に感情移入してしまうと、かなり怖い話。 ただ、後半になると恐怖の対象が別のほうにスラ...

人に見えないものが見える、というのはよくあるけれど、これは人に聞こえないものが聞こえてしまうお話。しかも人の心の「雑音」が聞こえるって……人の心が「読める」以上に恐ろしいかもね。いやほんと、主人公に感情移入してしまうと、かなり怖い話。 ただ、後半になると恐怖の対象が別のほうにスライドしちゃったのが、私としてはちょっと不満が残ったけれど。タイトル「闇の音」をじっくりイメージして読んでみるのも良いかと。

Posted byブクログ

2009/10/04

聴覚が異常に優れた主人公。自分の上の部屋に住んでいるのは殺人犯なんじゃないかと怯え、突き止めようとする。 ・尻切れトンボ ・そりゃそうだ、な思考回路

Posted byブクログ

2010/04/19

自宅で翻訳の仕事をする真昼。彼女は徹底的に静かな住居を求めていた。それは彼女の異常とも呼べる聴覚が故。普通の人が絶対に聞き取れない音までも敏感に取ってしまう。 そんな彼女の住む部屋の真上に新しい住人が引っ越してきた。だが、その住人は殆どと言って良いほど物音を立てない。強いて言えば...

自宅で翻訳の仕事をする真昼。彼女は徹底的に静かな住居を求めていた。それは彼女の異常とも呼べる聴覚が故。普通の人が絶対に聞き取れない音までも敏感に取ってしまう。 そんな彼女の住む部屋の真上に新しい住人が引っ越してきた。だが、その住人は殆どと言って良いほど物音を立てない。強いて言えば手を何度も何度も執拗に洗うのみ……そんな住人に彼女は疑念を生む。息を殺すように住む真上の住人は殺人犯では無いか……と。 とても面白い展開でした。やや蛇足感はありましたが、先の展開が読みきれなかったのでとても楽しみました。 冒頭に置かれた最初の謎が、この物語の主軸と思ったら、それは単なる布石だったという意表の展開。その分、締りが甘く蛇足感を感じたのかも。しかし、これから先どうなって行くのだろうという想像を含んだ結なので広がりはあります。 個人的には、主人公の真昼の後半は悪魔的な京子の上を行くぐらいの狡猾さと大胆さを持った人物に豹変してほしかったかな。 まぁ、いきなり性格豹変するのも違和感があるのかも知れないが、それぐらいの強いインパクトが欲しいです。

Posted byブクログ