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瀬戸内を渡る死者 の商品レビュー

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2009/10/04

1985年4月に刊行された、津村秀介の第7作。 前年5月に刊行された第5作・『山陰殺人事件』で浦上伸介が初登場してゐる。 その後、本書と同じ時期に出された第6作・『紅葉坂殺人事件』が、 浦上伸介シリーズの第2作になる。 本書は津村秀介の初期の作品で、まだ浦上伸介シリーズは定着...

1985年4月に刊行された、津村秀介の第7作。 前年5月に刊行された第5作・『山陰殺人事件』で浦上伸介が初登場してゐる。 その後、本書と同じ時期に出された第6作・『紅葉坂殺人事件』が、 浦上伸介シリーズの第2作になる。 本書は津村秀介の初期の作品で、まだ浦上伸介シリーズは定着してゐない。 主人公は、死體の第一發見者となつた女性記者。 容疑者は次第に絞られてゐくものの、最後までアリバイが崩せない。 敗北宣言の直前、思はぬ事實が判明し、意外な犯行の實像が浮び上がる。 時刻表トリックだけではない、謎の眞相とは何か。 すべての謎が、たつたひとつの事實を掴むことで、解明される快感。 なかなか讀みごたへのある作品だつた。 2004年5月5日讀了

Posted byブクログ