こんな母親が子どもをダメにする の商品レビュー
本来は子供が自分自身で決めるべき人生に、母親が介入して、それが却って子供に重荷を背負わせることになる。 不登校、いじめ、ひきこもりといった問題の背景には母親による過剰な干渉があるのです。 子供としては、悔しいし、嫌だし、どうしようもない。 うちの親も似たり寄ったりだっ...
本来は子供が自分自身で決めるべき人生に、母親が介入して、それが却って子供に重荷を背負わせることになる。 不登校、いじめ、ひきこもりといった問題の背景には母親による過剰な干渉があるのです。 子供としては、悔しいし、嫌だし、どうしようもない。 うちの親も似たり寄ったりだったので、この本に書いてあることにすごく共感しました。
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「あなたのためを考えて言うのよ!」 一見愛情から発する言葉のようですが、実は自分の安心のため。 激変する社会の中、親の不安が投影された言葉に子どもは支配され苦しみます。 なにげない言葉のようで、実は子どもの心に深い傷を負わせることがあります。 どんどんかみ合わないまま子どもを絶...
「あなたのためを考えて言うのよ!」 一見愛情から発する言葉のようですが、実は自分の安心のため。 激変する社会の中、親の不安が投影された言葉に子どもは支配され苦しみます。 なにげない言葉のようで、実は子どもの心に深い傷を負わせることがあります。 どんどんかみ合わないまま子どもを絶望の淵に追いやってしまう・・・。 生きる自信を失わせてしまうことすらあります。 今現実に子育てに悩んでいる人は「どうしたらいいのかわからない」状態でしょう。 私もそうでした。 そんな時「そっとしておきなさい」という助言だけではダメだと思います。 それはただ子どもの変化を辛抱強く待っているだけ。 目の前の子どもの姿を認めていないのです。 親の悟りと寛容が子どもの劇的な変化を引き出します・・・親にこそ適切なサポートが必要だと思います。 この適切なサポートができるカウンセラーがどれだけいるでしょうか・・・。 『こんな母親』は決して特別な誰かではなく私達。 そして、この本はダメな母親を否定する本ではありません。 「これまでどんな母親であったとしても、母親が愛を深めようと念じ続ける限り、子どもがダメになることなど決してありません」 そういう著者の思いの詰まった、心に響く一冊です。
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