1,800円以上の注文で送料無料

カルアシ・チミーのおはなし 新装版 の商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

我ながらこんな本を読…

我ながらこんな本を読んでるのは馬鹿らしくなります。ふとって気のいいハイイロリスの話。

文庫OFF

2024/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

主人公カルアシ・チミーは、冬支度のためクルミを溜め込んでいました。しかしながら、他のリス仲間に誤解され、木の穴に閉じ込められてしまうのです。運良く中にいたシマリスのチピーに助けられますが、太りすぎて外に出られなくなります。ところが嵐の夜、木が折れたことで事態は好転。チミーは家族のもとへと無事帰れるのでした。 本書のテーマは、「思いやりの大切さ」だと私は考えます。チミーが助けられたのは、チピーという小さな存在の思いやりのおかげでした。また、チミーは仲間に誤解され木のうろに閉じ込められてしまっても、決して復讐心を抱きません。チピーへの感謝の気持ちだけが、作品のなかに静かに綴られています。 他の見どころとしては、動物たちの愛らしい描写もあります。たとえばチミーが太ってしまい木の穴から出られなくなるエピソードは、クマのプーさんを思い出すユーモアあふれるエピソードです。 総評として、『カルアシ・チミーのおはなし』は、その緻密な描写と、心温まる物語によって、大人も子供も楽しめる作品と言えます。

Posted byブクログ

2023/10/15

ここまで読んできたシリーズで一番好きかもしれません。チミーとカァチャンが相合傘で帰るシーンの愛らしさ! 家出したチピー・ハッキーを気にするハッキーおくさんの愛情! 最後カルアシ家に子供が産まれているところも合わせて最高です。

Posted byブクログ

2009/10/04

旦那さんたちの苦労話のテイスト。 これが子ども向けに出版されていること自体がシュールで可笑しくせちがらい。

Posted byブクログ

2009/10/04

クルミを集めていたカルアシ・チミーは、誤解から、仲間のリスたちに木の穴に押し込められてしまいます。ところがそこには先客がいました。家出をしてきたシマリスのご亭主です…。ハイイロリスとシマリスの、2組のふうふのおはなしです。

Posted byブクログ