カルアシ・チミーのおはなし 新装版 の商品レビュー
我ながらこんな本を読…
我ながらこんな本を読んでるのは馬鹿らしくなります。ふとって気のいいハイイロリスの話。
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※このレビューにはネタバレを含みます
主人公カルアシ・チミーは、冬支度のためクルミを溜め込んでいました。しかしながら、他のリス仲間に誤解され、木の穴に閉じ込められてしまうのです。運良く中にいたシマリスのチピーに助けられますが、太りすぎて外に出られなくなります。ところが嵐の夜、木が折れたことで事態は好転。チミーは家族のもとへと無事帰れるのでした。 本書のテーマは、「思いやりの大切さ」だと私は考えます。チミーが助けられたのは、チピーという小さな存在の思いやりのおかげでした。また、チミーは仲間に誤解され木のうろに閉じ込められてしまっても、決して復讐心を抱きません。チピーへの感謝の気持ちだけが、作品のなかに静かに綴られています。 他の見どころとしては、動物たちの愛らしい描写もあります。たとえばチミーが太ってしまい木の穴から出られなくなるエピソードは、クマのプーさんを思い出すユーモアあふれるエピソードです。 総評として、『カルアシ・チミーのおはなし』は、その緻密な描写と、心温まる物語によって、大人も子供も楽しめる作品と言えます。
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ここまで読んできたシリーズで一番好きかもしれません。チミーとカァチャンが相合傘で帰るシーンの愛らしさ! 家出したチピー・ハッキーを気にするハッキーおくさんの愛情! 最後カルアシ家に子供が産まれているところも合わせて最高です。
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旦那さんたちの苦労話のテイスト。 これが子ども向けに出版されていること自体がシュールで可笑しくせちがらい。
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クルミを集めていたカルアシ・チミーは、誤解から、仲間のリスたちに木の穴に押し込められてしまいます。ところがそこには先客がいました。家出をしてきたシマリスのご亭主です…。ハイイロリスとシマリスの、2組のふうふのおはなしです。
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