1,800円以上の注文で送料無料

ティギーおばさんのおはなし 新装版 の商品レビュー

4.3

6件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

ルーシーがハンカチを…

ルーシーがハンカチを探して山をのぼっていくと、岩の中へまっすぐに入っていける入り口が・・・

文庫OFF

2024/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ベアトリクス・ポターの『ティギーおばさんのおはなし』は、子供から大人まで楽しめる心温まる物語。ある日ルーシーは、ハンカチとエプロンをなくしてしまいました。彼女は、それらを探しに山を登り、不思議な洗濯屋さんに出会います。その洗濯屋さん、ティギーおばさんは、動物たちの奇妙な洗濯物を引き受け、丁寧に洗ってアイロンをかけるという、まるで魔法のような仕事をしています。 私がこの本を読んでまず感じたのは、ポターの描く世界の温かさとユーモアです。まず、ティギーおばさんは、とてもほっこりとした気持ちにさせてえくれるのキャラクター。彼女の一つ一つの動作や言葉が、丁寧で親しみやすく、まるで本当に存在するかのようなリアリティを持っています。特に、ティギーおばさんが洗濯物を扱うシーンは、細やかな描写とともに、家庭的な温かさが詰まっていました。 物語の中で印象的なエピソードの一つは、ルーシーが迷い込んだティギーおばさんの家の様子です。ティギーおばさんの家は、まるで小さな工場のように整然としており、洗濯物が所狭しと並べられています。ルーシーは、ティギーおばさんの仕事ぶりに感心しつつも、少しだけ怖がっています。しかし、ティギーおばさんの優しい言葉と行動に触れることで、次第に安心していくのです。このシーンは、子供たちに対する大人の優しさや、家庭の温かさを象徴しているように感じられるのです。 本書は全体を通して、シンプルでありながらも深いメッセージを持った物語です。きっと、日常の中にある小さな幸せや、他人との温かい交流の大切さを再確認することができるかもしれません。

Posted byブクログ

2023/11/15

おむすびころりん辺りと似ている、小さい女の子が山の異界に迷い込むような話です。 ティギーおばさんが女の子にも丁寧に接していて、心が暖まります。

Posted byブクログ

2022/05/21

登場人物が盛りだくさん! 主人公のルーシー、トラネコさんと雌鶏のサリー、コマドリにミソサザイジェニー、シジュウカラのトムとコマネズミ、他にもスケルギル農場の子羊たちやモグラ、リスのナトキンとピーターラビット、ベンジャミンバニーとハリネズミのティギーウィンクルおばさん。 これは...

登場人物が盛りだくさん! 主人公のルーシー、トラネコさんと雌鶏のサリー、コマドリにミソサザイジェニー、シジュウカラのトムとコマネズミ、他にもスケルギル農場の子羊たちやモグラ、リスのナトキンとピーターラビット、ベンジャミンバニーとハリネズミのティギーウィンクルおばさん。 これはハンカチを無くしてしまった女の子ルーシーと親切なハリネズミ、ティギーウィンクルおばさんの優しいお話し。洗濯物が上手で温かいおばあちゃんみたいな人、私もお知り合いになりたい...

Posted byブクログ

2012/10/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

働き者で腕利きの洗濯屋さんのティギーおばさん。実はハリネズミでした。落とし物のハンカチとエプロンを無償で洗濯してくれて、ルーシーはお茶までご馳走になります。ティギーおばさんみたいな、おばさんになりたいものです。いや、なるのは無理なら密かに憧れています。

Posted byブクログ

2009/10/04

なくしたハンカチを探しに山へ行ったルーシーが、せんたくやのティギーおばさんに出会うおはなし。ティギーおばさんの扱うせんたくものには、シリーズのほかのおはなしに関連するもの(ピーターラビットの縮んだ上着とか、リスのナトキンのしっぽのない燕尾服とか)もあって、探すのが楽しい。この絵本...

なくしたハンカチを探しに山へ行ったルーシーが、せんたくやのティギーおばさんに出会うおはなし。ティギーおばさんの扱うせんたくものには、シリーズのほかのおはなしに関連するもの(ピーターラビットの縮んだ上着とか、リスのナトキンのしっぽのない燕尾服とか)もあって、探すのが楽しい。この絵本を読むと、ピーターたちの世界はどこか遠くにあるのではなく、今私たちがいる世界とせなか合わせにあるのだということが感じられます。そして作者ポターが、その両方の世界の住人であることも。短いながら、ファンタジーの傑作といえる絵本だと思います。

Posted byブクログ