こねこのトムのおはなし 新装版 の商品レビュー
日本語版、ピーターラビットの絵本4、1971年11月1日初版発行、英語版1907年発行、11番目の作品。 ミトンとトムとモペットは、タビタ・トウィチットさんの子どもたち。お母さんのタビタがお茶の会にお友達を呼ぶので、綺麗な服を着せられましたがいたずらっ子の子どもたちはお利...
日本語版、ピーターラビットの絵本4、1971年11月1日初版発行、英語版1907年発行、11番目の作品。 ミトンとトムとモペットは、タビタ・トウィチットさんの子どもたち。お母さんのタビタがお茶の会にお友達を呼ぶので、綺麗な服を着せられましたがいたずらっ子の子どもたちはお利口さんにはしてません。外で転んで服を緑色に汚し、落とした服はアヒルのパドルダックさんたちに着られてしまい、はだかんぼで家に帰ったら、お母さんに2階に追いやられ……。 やんちゃな子猫たちが実に可愛いです。ヴィクトリア時代のいいところのお坊ちゃんお嬢ちゃんなんだろうけど、子どもを押さえつけようったってそうはいかないですね。お母さんの思惑とは反対に、服を無くしたりおとなしくしないで遊びまわっていたり、お母さんが滑稽な感じ。 裕福な家庭に生まれ、親から余り構われなかったポター自身の経験が、この本に生きているように思えます。 このお話を書き始めたのは、湖水地方のソーリー村にヒル・トップ農場を買って一年経った頃のこと。このソーリー村の家や通りが挿し絵に美しく描かれています。 また、きょうだい猫のモペットは別のお話に登場します。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
とても可愛らしい子猫のお話で、お母さん猫がお茶会のためにせっかく着させてくれたきれいな洋服も、やんちゃな3匹の子猫が言いつけを守らず外で活発に遊んでしまったために、洋服はボロボロになってしまいます。そして、知り合いのあひるさん達にも着ていた洋服を全部とられてしまい、お母さん猫にこっぴどく叱られてしまいますが、3匹の子猫は全くめげずに元気に遊んでいたのには本当に“プッ”と思わず笑ってしまうようなお話でした。やはり子猫達にはきれいな服を着てじっとしているよりも、外に出て元気に走り回っている方が性に合っているのだと思います。私はこの本を読んで、少しだけ“猫を飼ってみたいかも”と思いました。 ペンネーム:ヨッシー
Posted by
いつも可愛くない役割のねこが、今度は可愛い主役で「待ってました!」というピーターラビット絵本の4冊目。おかあさんがお茶会にお友だちを招待していて、トムたち子猫はお上品に振舞わなくてはならないのに、お茶会が始まる前から服もお顔をぐっちゃぐっちゃ。お国は違っても子どもは子ども。とんだ...
いつも可愛くない役割のねこが、今度は可愛い主役で「待ってました!」というピーターラビット絵本の4冊目。おかあさんがお茶会にお友だちを招待していて、トムたち子猫はお上品に振舞わなくてはならないのに、お茶会が始まる前から服もお顔をぐっちゃぐっちゃ。お国は違っても子どもは子ども。とんだお茶会になってしまいました。
Posted by
家で開かれるお茶会のため、よそゆきを着せられた3びきのこねこ。けれど、元気なこねこたちが、いつまでもきゅうくつなかっこうでいられるはずもなく…。子どもに無理なことを押し付けて、結局痛い目を見るタビタおくさん。親として、身に覚えのため息が出ます…。
Posted by
- 1
- 2