人間はその人の考えそのものである の商品レビュー

西田育生(著者)

2016/12/16

「いま、幸福でなかったら、たとえ全世界を手に入れたって幸福にはなれない」（セネカ）。条件付けと過去問題の呪縛関係はもうちょっと掘り下げて考える必要があるような気がした。
自己啓発本に含まれるのかもしれないが、著者が牧師で聖書の引用も多いのである種の「説教集」のようにもなっている。良くも悪くもポジティブシンキングなので、その辺は多少割り引いて読む必要があるかな。「置かれた場所で咲きなさい」と「成功者」（ガンバリズム・諦めるな）が交錯するので内容的に矛盾も感じるんだけど。

2016/11/28

表紙に外人の写真が載っていたというだけで手に取ってしまったが、著者は日本人だった。
著者がポール・マイヤーから学んだことをベースに、しばしば聖書を引用しながら語っているが、キリスト教でない場合、聖書の言葉が読み慣れないためか、読んでいく上で立ち止まる箇所になってしまう。ある意味障害。
また前の方の章で潜在能力を使うことが書かれているが、後ろの方の章では試練に立ち向かえ、努力を、といったことが書かれていて矛盾を感じた。
ナポレオンヒル、トニーロビンスなどの世界的ベストセリングの自己啓発本や苫米地英人などをすでに読んでいたら、読まなくていいかも。