宗教と道徳 の商品レビュー
梅原猛 思うままに 読了。 経済と科学の時代の次を 道徳の時代と位置づけている。ポスト資本主義を イデオロギーやニーチェ(反宗教)でなく、道徳に求めていることに 古くて新しいテーマのように感じる 各々の宗教の道徳的側面を拾い出して、哲学的につなぎ合わせようとしているのかも...
梅原猛 思うままに 読了。 経済と科学の時代の次を 道徳の時代と位置づけている。ポスト資本主義を イデオロギーやニーチェ(反宗教)でなく、道徳に求めていることに 古くて新しいテーマのように感じる 各々の宗教の道徳的側面を拾い出して、哲学的につなぎ合わせようとしているのかもしれない。 このエッセイでは明確に、道徳を定義しているわけではないが、道徳の根源を 母親の子を思う心、利他の心とすることで 宗教のどこの部分と繋げようとしているのか、最初の接続面が 想像できた。 観音信仰、マリア崇拝あたりの母系思想部分を道徳につなげて体系化しようとしているのでは? 宗教と道徳をつなげながら、教育勅語による国家崇拝や天皇崇拝、 国内の霊しか祀らない靖国神道など 誤ったつなげ方の危険性も同時に指摘している。 著者の道徳の本を探してみようと思う
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