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獅子たちはアリスの庭で の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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10代の天才少年弁護…

10代の天才少年弁護士の話。裁判の場面、もう少しガッツリかいてて欲しかったなぁ。でも、伏線が一杯なので続巻が期待できそうです。異常犯罪の描写も薄味。でも苦手な人にはいいかも?

文庫OFF

2018/08/10

天才として渡米し、高校生の身でありながら弁護士の資格を持つ帰国子女の主人公。お笹馴染みの友達から兄を助けて欲しいと依頼を受けた。連続殺人犯の濡れ衣を着せられ、証拠も押さえられ、有罪にされかねない。圧倒的な不利な状況の中、若き天才は弁護を引き受ける。 桜庭一樹氏の初期の作品だが、ラ...

天才として渡米し、高校生の身でありながら弁護士の資格を持つ帰国子女の主人公。お笹馴染みの友達から兄を助けて欲しいと依頼を受けた。連続殺人犯の濡れ衣を着せられ、証拠も押さえられ、有罪にされかねない。圧倒的な不利な状況の中、若き天才は弁護を引き受ける。 桜庭一樹氏の初期の作品だが、ライトノベルと思って軽んじないで頂きたい。世界観や作品の構成など申し分ない。氏の作品を読むと、英国や神秘的な世界が広がっていく。

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2013/03/03

桜庭一樹さんの初期作品。 完璧ライトノベルだし、一見してちょっとBL的側面も感じなくはない。物語的に考えれば「?」と思う。でも、「GOSICK」シリーズに至る構想の断片みたいなものが見えているのが、先に「GOSICK」シリーズを読み終えている私には面白い。「この辺のテンポの良さ...

桜庭一樹さんの初期作品。 完璧ライトノベルだし、一見してちょっとBL的側面も感じなくはない。物語的に考えれば「?」と思う。でも、「GOSICK」シリーズに至る構想の断片みたいなものが見えているのが、先に「GOSICK」シリーズを読み終えている私には面白い。「この辺のテンポの良さはこの先にもつながっていくんだなぁ」とか、そういうことを考えながら読むと、これも桜庭さんの色が出ている1冊なんだなぁと。 これには続編も出ているので、そっちも読んでみよう。

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2011/10/29

犯罪心理なんて本当にあるのか。シリアルキラーは本当に異常なのか。ただ普通の、私たちと同じような心の持ち主ではないのか。かわいそうな人なのではないのだろうか。バラバラ殺人とスピード違反とじゃあ罪の重さは違うのか。罪の意識のない若者のほうがよっぽど残酷ではないのか。死刑は認められて殺...

犯罪心理なんて本当にあるのか。シリアルキラーは本当に異常なのか。ただ普通の、私たちと同じような心の持ち主ではないのか。かわいそうな人なのではないのだろうか。バラバラ殺人とスピード違反とじゃあ罪の重さは違うのか。罪の意識のない若者のほうがよっぽど残酷ではないのか。死刑は認められて殺人は認められない。同じ絞殺でも。電気椅子はもっとも残酷ではない死刑とよく聞くがそんなことはない。人を殺すということはいったい何なのであろうか。殺人を行う人も行わない人も結局はただの人間。神ではない。

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2011/05/14

弁護士と検事、子供と大人という風に、善と悪が対立する分かりやすい構造になっているところが、子供向けなのかなと思った。人混みの中にこっそりいる被疑者の妹の名前を呼んで注目をあびさせたり、「いちばん頭のいい子供より、いちばんバカな大人のほうが、まだマシなの」なんて言って笑ったりと、女...

弁護士と検事、子供と大人という風に、善と悪が対立する分かりやすい構造になっているところが、子供向けなのかなと思った。人混みの中にこっそりいる被疑者の妹の名前を呼んで注目をあびさせたり、「いちばん頭のいい子供より、いちばんバカな大人のほうが、まだマシなの」なんて言って笑ったりと、女性刑事が分かりやすく性格が悪い。銀縁眼鏡の検事も「子供が、大人のテリトリーに土足でズカズカ入ってきて、偉そうに」と言ったり、とても悪役です。 そんな分かりやすい対立も、後半の法廷での盛り上がりに一役買っているので、まぁありかなと。一般文芸作品として読むには厳しいけど、富士見ミステリーだからこんなものかな。

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2011/04/28

桜庭さんの作品はやっぱり独特のリズムがあります。面白かったですがミステリとしてはちょっと弱い気がします。

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2010/10/10

「ぼくたちの問題は、どうやって戦うかだ。いかにして世界を自分に手繰り寄せるか。だろ、悠?」 実は、かなり久々の桜庭作品だったりします。 なんだか、もったいなくて、様々な作品が読めない!! 何度も読めばいいだけなのにー。 といことで、古い作品を読みました。 なんだか、若い!! ...

「ぼくたちの問題は、どうやって戦うかだ。いかにして世界を自分に手繰り寄せるか。だろ、悠?」 実は、かなり久々の桜庭作品だったりします。 なんだか、もったいなくて、様々な作品が読めない!! 何度も読めばいいだけなのにー。 といことで、古い作品を読みました。 なんだか、若い!! 荒削りな桜庭さんっ!って感じで、非常に楽しく読みました。 しかも、これ、なんだか謎がたっぷりな感じがして。 果たして次で分かるのかしら!? 気になるなぁ・・・ また、大事に取っておいて、こっそり読もうっと。 【7/13読了・初読・個人蔵書】

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2011/07/20

桜庭さんの小説は何作も読んでいるのだけれど、この作品はだいぶ初期のものなので、読んでて何度か「これは桜庭さん、なんだよね・・・」と思ったり、主役の二人美弥古と悠(どちらも男)の関係がなんだかやたらと思わせぶりなのも気になりました。あと、舞台設定というか時代設定が、ちょっとパラレル...

桜庭さんの小説は何作も読んでいるのだけれど、この作品はだいぶ初期のものなので、読んでて何度か「これは桜庭さん、なんだよね・・・」と思ったり、主役の二人美弥古と悠(どちらも男)の関係がなんだかやたらと思わせぶりなのも気になりました。あと、舞台設定というか時代設定が、ちょっとパラレルな日本なのかな?と思うのですが・・・。と、いろいろ思ったりしたんだけど、結論としては面白かったです。荒削り、という感じもしますが、グイグイ読める。裁判のシーンは、特に面白かったかな。シリーズはもう1冊出てるので、入手して読みたいと思います。

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2009/10/04

宵闇の聖堂に血塗られた天使が降り立つ。 蒼い瞳を持つ少年−−−獅子堂・セバスチャン・美弥古。天才として米国に渡ること後、数年。帰国し高校に編入した彼は、留学中ある資格を取得していた。 久しぶりの日本、おさななじみの琴理となにげない日常を送る美弥古。そんな彼と同居人の探偵・雨ノ森悠...

宵闇の聖堂に血塗られた天使が降り立つ。 蒼い瞳を持つ少年−−−獅子堂・セバスチャン・美弥古。天才として米国に渡ること後、数年。帰国し高校に編入した彼は、留学中ある資格を取得していた。 久しぶりの日本、おさななじみの琴理となにげない日常を送る美弥古。そんな彼と同居人の探偵・雨ノ森悠に調査の依頼が舞い込む。死体を飾り立てるという奇怪な連続殺人。通称・《骨天使(ボーンエンジェル)》殺人事件の調査が。 天使、神、罪。交錯する細い糸を美弥古はたぐり真実を捜す、ただ弱き獣を護るために。 事件の真の闇は、その《箱庭》で明らかに……。

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2009/10/04

文章が稚拙でがくっとするところもあれば、緊迫感に満ちたシーン(死者のシャツのところとか)を描いてみせたり。二冊目でどうなるやら。

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