舞台は語る の商品レビュー

扇田昭彦(著者)

2024/08/22

この本は同著者の『日本の現代演劇』と対になる作品です。

劇団四季や『レ・ミゼラブル』など私も大好きなミュージカルの話も聞けるのは嬉しい限りでした。

そして何と言っても日本におけるシェイクスピア演劇の流れを知れたのが大きかったです。シェイクスピアが日本でブームになっていった歴史的背景は非常に興味深かったです。翻訳家の小田島雄志や演出家出口典雄の登場、あの吉田鋼太郎さんも所属していたシェイクスピア・シアターの存在。ピーター・ブルックやトレバー・ナンら海外の著名な劇作家の影響。そして蜷川幸雄さんの斬新な演出。

こうした流れを扇田さんの名解説で聴くことができます。

2013/03/05

日本の現代演劇を知るために、同じく扇田さんの「日本の現代演劇」と併せて。
わかりやすく読みやすいです。

2010/07/06

読み進めるにつれて、
イマイチ良くしらないけど、
名前は知ってる、みたいな公演だったり、
人名だったりが多く出てきて、
それらの概要が分かりやすいので、
日本の演劇事情を知るには非常に手軽で
有意義な一冊でした。

見てみたい作品がたくさんあったので、
ＤＶＤなどで残っているものなら、
是非、挑戦したい。