次郎長三国志 の商品レビュー
東宝の「次郎長三国志」をメインに、制作秘話・関係者のインタビューを交えた、監督マキノ雅弘の評論集。 その「次郎長三国志」とは、 「次郎長三國志 次郎長賣出す」(1952年) 「次郎長三国志 次郎長初旅」(1953年) 「次郎長三国志第三部 次郎長と石松」(1953年) 「...
東宝の「次郎長三国志」をメインに、制作秘話・関係者のインタビューを交えた、監督マキノ雅弘の評論集。 その「次郎長三国志」とは、 「次郎長三國志 次郎長賣出す」(1952年) 「次郎長三国志 次郎長初旅」(1953年) 「次郎長三国志第三部 次郎長と石松」(1953年) 「次郎長三国志第四部 勢揃い清水港」(1953年) 「次郎長三国志第五部 毆込み甲州路」(1953年) 「次郎長三国志第六部 旅がらす次郎長一家」(1953年) 「次郎長三国志第七部 初祝い清水港」(1954年) 「次郎長三国志第八部 海道一の暴れん坊」(1954年) 「次郎長三国志第九部 荒神山」(1954年) 制作:本木荘二郎 、原作:村上元三(途中で映画に追い越される)、脚本:小国英雄ほか、助監督:岡本喜八 キャスト:小堀明男、若山セツ子、広沢虎造、河津清三郎、田中春男、森健二、田崎潤、沢村国太郎、森繁久彌、久慈あさみ、小泉博、加東大介、千葉信男、長門裕之、越路吹雪、山本廉、水島道太郎、志村喬、若原雅夫、千秋実 ほか。 マキノ監督は、これ以外にも東映リメイク版、中村錦之助の「若き日の次郎長」シリーズ等「次郎長もの」を多く手掛けており、「次郎長ものの神様」と呼ばれる。 数ある「次郎長もの」の中でも、マキノ自身のリメイク版含めても、この東宝版が最高傑作。 プログラムピクチャーの名人、早撮りの名手のマキノ雅弘は、完全主義者の黒沢明とは両極に位置する名監督でしょう。 撮影された「第十部」(脚本:橋本忍、出演に岡田茉莉子)未完成でも良いから放映してくれないかね。 と、映画のレビューになってしまった。 著者の山田宏一さんは、フランス映画、特にヌーベルバーグについて造詣が深い映画評論家ですが、その著者があまりにも日本的な映画(監督)の評論をしているので興味を持って購入。
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