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砂の狩人(上) の商品レビュー

3.5

8件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

    3

  3. 3つ

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2018/04/10

アウトローな元警官が主役。当然、ヤクザもいっぱい出てくる。この時点で犯人は全く分からない。下巻に期待。

Posted byブクログ

2015/07/25

「狩人」シリーズ第2弾。 個人的には、狩人シリーズの中では一番好きです。 けど、ミステリーとしては「ハア?」って感じだし、小道具として出した喉につっこまれた携帯電話とかも、なんかうまく消化し切れてないし、いろいろとストーリーは破綻しているのですが、それでもこれが一番いいと、わた...

「狩人」シリーズ第2弾。 個人的には、狩人シリーズの中では一番好きです。 けど、ミステリーとしては「ハア?」って感じだし、小道具として出した喉につっこまれた携帯電話とかも、なんかうまく消化し切れてないし、いろいろとストーリーは破綻しているのですが、それでもこれが一番いいと、わたしは思っています。 それはひとえに、大沢キャラの中でも最もハードボイルドな西野というキャラのおかげです。 この物語は、彼のためにあり、彼がいるからこそこの物語が成立する、というくらい、ものすごいキャラです。(というか、それが普通なんだけど) キャラクターを作るにあたって、ものすごく参考になるというか、「これがキャラ立ちってもんだぜ」っていうのを見せつけてくれる作品です。キャラを立てるっていうのは、パーツを強調させるわけじゃないんだ、ということを、作品をもって教えてくれます。 時岡という警察庁高官(いわゆるキャリア組)。 殺人犯を射殺したことで警察をやめた西野。 極道の子供を狙った連続殺人事件。 この三つが交わって、物語が始まる。 狂犬と呼ばれ犯人を探し当てる才能に優れた西野に、連続事件の解決を依頼しにくる時岡。 最初に会った瞬間から、時岡の容姿だけではなく時岡の中の何かに惹かれる西野。 大人の男女の、ギリギリのところで繰り広げられる愛憎劇。 そして狂犬はやはり狂犬である。信じたもののために命をかけるというところまで。 ミステリーや物語としては「北の狩人」のほうが優れているが、西野というキャラクターが強烈。 そして、熱く、時にウェットに語る大沢節ではなく、西野のキャラにそぐうような冷たく硬く突き放したような文章に、ゾクゾクします。

Posted byブクログ

2012/01/21
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九州の暴力団が西野を拉致するあたりまでは、いろんな組織が入り乱れての一進一退の攻防が、どのような形に収束するのか面白かったのだが、マニラチームの壊滅戦で主だった人物が死んでしまうと急速に面白みがなくなっていった。 主人公・西野のキャラが無機質と人間性の狭間にあるのが分るがそのふり幅が小さいところにあいまいさだけが目立ってしまった。

Posted byブクログ

2011/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

死にすぎ。。。 犯人の意図が良くわからず、最後までどきどきしましたが、結局は2家族の親子関係の問題だった気がする。ここまでひどくなる前に家庭内で処理しろと この家族に巻き込まれてしまった人たちが余りにかわいそう。 家庭内での会話は大事だとしみじみ思ったり。 ・・・と書いてしまうと、家庭問題の話なんだ、と思われそうだけど、バリバリ?のドンパチものです。この原因と経過、結果のギャップがなんとも。

Posted byブクログ

2010/07/11

『このミステリーがすごい!』2003年4位 『週刊文春ミステリーベスト10』2002年6位 国内編

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2009/12/29

猟奇殺人だけに惹かれて読み出した不謹慎な私(笑)。いや、だけど他のところも、というか他のところが充分に面白かった。私としては連続猟奇殺人の意味合いについてもうすこし詳しく知りたかったりするのだけれど、それがメインじゃないものね(たぶん)。しかしつくづく、新宿って恐ろしいところだな...

猟奇殺人だけに惹かれて読み出した不謹慎な私(笑)。いや、だけど他のところも、というか他のところが充分に面白かった。私としては連続猟奇殺人の意味合いについてもうすこし詳しく知りたかったりするのだけれど、それがメインじゃないものね(たぶん)。しかしつくづく、新宿って恐ろしいところだなあと思ってしまうのは、恩田陸の某作品を読んだせいかな。すごい偏見(苦笑)。 ところでこれは「北の狩人」の続編らしい。まるで別の話らしいけれど。というわけで、機会があれば読んでみようっと。

Posted byブクログ

2009/12/12

狩人シリーズ、3冊目 細かいところは違っても 大筋は一緒の話に少々飽きてきた~ 上巻読んで、途中断念しようと思ったが 下巻に入ると、やっぱり大沢ワールドに引きずり込まれたわー で! で!どうなの!?次どーなのっ! ( ・_ゝ・)<基本ベタが好き

Posted byブクログ

2009/10/04

かつて捜一の敏腕刑事。西野は未成年の殺人容疑者を射殺し退職。警察庁キャリア警視正・時岡が殺人事件の捜査に協力してほしいと訪れる。被害者は暴力団組長の子。サチ・芳正会組長(工藤)の娘を心配して上京。刑事の佐江と会う。中国人グループが絡むのかやくざとチャイナの抗争。佐江、西野、原と立...

かつて捜一の敏腕刑事。西野は未成年の殺人容疑者を射殺し退職。警察庁キャリア警視正・時岡が殺人事件の捜査に協力してほしいと訪れる。被害者は暴力団組長の子。サチ・芳正会組長(工藤)の娘を心配して上京。刑事の佐江と会う。中国人グループが絡むのかやくざとチャイナの抗争。佐江、西野、原と立場の違う男たちが一本でつながっている。少し長く感じたけど、ごっついの読んだなー。自分を責め死に場所を求めているような、組のために身体をはる原。警察を超え犯人を追うために警察常識を超える佐江。みんなそれぞれ苦しみ、犠牲をはらい進んでいく。この3人に身近な家族がいないから弱みがないってのもあるな。2008.6.12

Posted byブクログ