ファースト・プライオリティー の商品レビュー
30代をテーマにした小説の中では希望を見出せる作品かも。この本を『恋愛中毒』の次に読んだので、余計そう思ったのかもしれんが… これ読んで山本文緒さん好きになった。
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山本文緒の小説は、「短編よりも、長編が好きだ」と言う人が多い。私は、山本文緒の本に関して、「短編よりも」という意識はないが、この小説だけは、例外かもしれない。正直、少し、物足りなかった。いつもの山本文緒の本に比べて、感情移入がし難かった。だがそれは、ページ数の関係上、仕方がないの...
山本文緒の小説は、「短編よりも、長編が好きだ」と言う人が多い。私は、山本文緒の本に関して、「短編よりも」という意識はないが、この小説だけは、例外かもしれない。正直、少し、物足りなかった。いつもの山本文緒の本に比べて、感情移入がし難かった。だがそれは、ページ数の関係上、仕方がないのかもしれない。そして、私は、この本に対して、低評価をしているわけではない。確かに、山本ファンとしては、もう少し主人公を深く描いて欲しい、という気持ちもあるが、31歳の女の31通りの最優先事項を、という発想は面白かったし、短い文字数の中にも山本らしさが垣間見られる。山本文緒の本は好きだが、この本だけは好きではない、という人がもしいたら、その人は、山本のことをわかっていないのではないかと思う。この本に関して、まとめるのならば、いつもとは少し違った、小説の楽しみ方ができる短篇集、といったところか。
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たしか、直木賞受賞直後の短編集。 山本さんらしい作品が並ぶ。 30歳前後の女性を主人公とした短編が続き さらりと読めるけど、ちょっと棘が残る。
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なんとなく目に付いて借りてきたこの本。 実は以前雑誌で紹介されているのを見てかねがね読みたいと思っていた本だった・・・ と読んでみて気付いた。 31歳をキーワードにした31個のお話。 そのどれもが、まるでなにかのCMを見てるみたいに楽しめた。 好きだったのは「銭湯」「カラオケ」「...
なんとなく目に付いて借りてきたこの本。 実は以前雑誌で紹介されているのを見てかねがね読みたいと思っていた本だった・・・ と読んでみて気付いた。 31歳をキーワードにした31個のお話。 そのどれもが、まるでなにかのCMを見てるみたいに楽しめた。 好きだったのは「銭湯」「カラオケ」「うさぎ男」「三十一歳」。
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31才の女性を主人公にした31編の短編集。この年代ならではの微妙な心情は、同じ年代の女性ならきっと理解できるのでは。
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