放浪のメモランダム の商品レビュー
業務用の無塩バターを出されて、プラスチックのナイフで切りとっているような、そんな感覚。 噛み砕くように小さく切りわけたいのに、塊ごと読まざるを得ず、さらに谷中さんの言葉はかなり独特なので読むのに苦労する。だけどそれでいい。さらさらと読み飛ばして、印象に残る言葉だけをすくいあげれば...
業務用の無塩バターを出されて、プラスチックのナイフで切りとっているような、そんな感覚。 噛み砕くように小さく切りわけたいのに、塊ごと読まざるを得ず、さらに谷中さんの言葉はかなり独特なので読むのに苦労する。だけどそれでいい。さらさらと読み飛ばして、印象に残る言葉だけをすくいあげればいいのだ。 ところどころに挟まる写真がすごくお洒落。ケーキを食べ終わったあとの残りカスと散らばるフォークの図が最高に痺れる。 『言葉が一流でも思いがいい加減だと届きづらいとわかったから』という言葉だけがぐさぐさ突き刺さった。
Posted by
なんなんだ、この人は。感性のかたまり。こっちの言葉から、こっちの言葉へいく回路が分からん。なのに、心地よいのはどういうことだ。
Posted by
- 1