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戦争と平和 の商品レビュー

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2015/05/24

2001年9月11日 世界の歪みはより明確化されました。 それを主題にアニメーションの中で常に戦争を描いてきた富野由悠季氏を中心に大学助教授、作家、ライターとそれぞれの立場の方達が“戦争”について多方面から考察しながら対談し それを纏めた一冊です。 刊行されたのは2001年の暮...

2001年9月11日 世界の歪みはより明確化されました。 それを主題にアニメーションの中で常に戦争を描いてきた富野由悠季氏を中心に大学助教授、作家、ライターとそれぞれの立場の方達が“戦争”について多方面から考察しながら対談し それを纏めた一冊です。 刊行されたのは2001年の暮れの頃。 発売当時に購入しましたが、つい最近まで積みの山の中で熟成させていました(笑) 最近になってやっと手にとりましたが むしろそれはある意味正解だったのかも知れません。 刊行されたこの頃、確かに“あの光景”は衝撃的でしたが でも、まだまだ“対岸の火事”な印象も拭えませんでした。 しかし、ここ最近の国内の“政治の暴走”を目の当たりにするにあたり むしろこのタイミングで本書を手に取ったのは それなりの意味があるのではないかと思いました。 明確な戦場など存在せず それこそ“いつもの場所”がある日“戦場”になり得るとの記述には 背筋に寒いものを感じました。 切り口がかなり興味深い一冊です。

Posted byブクログ