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真世の王(下) の商品レビュー

4.1

7件のお客様レビュー

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真世の王シリーズ完結…

真世の王シリーズ完結編。日本で数少ない、正統派のファンタジーを書くことのできる妹尾ゆふ子の作品のなかでもとくに良い。

文庫OFF

世界を救うため戻って…

世界を救うため戻ってきた「銀の声持つ人」イーファルに見いだされ、その技のすべてを与えられた竜使ジェン。世界が滅びた後、新たに世界を語りなおす「真世の王」となるべく産み出された、漆黒領王家最後の姫エスタシア。ジェンにエスタシアの守護を託された、彼の幼馴染みで「王の剣士」のウルバン。...

世界を救うため戻ってきた「銀の声持つ人」イーファルに見いだされ、その技のすべてを与えられた竜使ジェン。世界が滅びた後、新たに世界を語りなおす「真世の王」となるべく産み出された、漆黒領王家最後の姫エスタシア。ジェンにエスタシアの守護を託された、彼の幼馴染みで「王の剣士」のウルバン。ジェンは黒竜となり、エスタシアは悪夢の王と対峙し、ウルバンは魔物の爪の毒を受ける…。「ことば」で編まれた世界の崩壊は目前へと迫っていた。はたして、運命は変えることができるのか―。壮大なファンタジー叙事詩、完結。

文庫OFF

世界を救うため戻って…

世界を救うため戻ってきた「銀の声持つ人」イーファルに見いだされ、その技のすべてを与えられた竜使ジェン。滅びた後、再び世界を語りなおす「真世の王」となるべく産み出された、漆黒領王家最後の姫エスタシア。ジェンにエスタシアの守護を託された、彼の幼馴染みで「王の剣士」のウルバン。ジェンは...

世界を救うため戻ってきた「銀の声持つ人」イーファルに見いだされ、その技のすべてを与えられた竜使ジェン。滅びた後、再び世界を語りなおす「真世の王」となるべく産み出された、漆黒領王家最後の姫エスタシア。ジェンにエスタシアの守護を託された、彼の幼馴染みで「王の剣士」のウルバン。ジェンは黒竜となり、エスタシタは悪夢の王と対峙し、ウルバンは魔物の爪の毒に倒れる…。「ことば」で編まれた世界の崩壊は目前へと迫っていた。はたして、運命は変えることができるのか―?壮大なファンタジー叙事詩、完結。

文庫OFF

すごく純粋で正統派で…

すごく純粋で正統派です!! これこそ名作だあああああ

文庫OFF

2012/12/07

うーむむむ。 上巻より続く、章ごとに視点の変わる語り口にも慣れ、世界観などに慣れてきたせいもあるだろう。 次から次へと襲いかかってくる苦難に、ページを繰る手が止まらなかった。 けれど、全体を貫く暗い破滅への流れ。 主人公同士のほのかな想いを成就させるためとはいえ、もはや終末を覆...

うーむむむ。 上巻より続く、章ごとに視点の変わる語り口にも慣れ、世界観などに慣れてきたせいもあるだろう。 次から次へと襲いかかってくる苦難に、ページを繰る手が止まらなかった。 けれど、全体を貫く暗い破滅への流れ。 主人公同士のほのかな想いを成就させるためとはいえ、もはや終末を覆せないと諦念していたはずの竜使が、なんだか都合よく使われちゃってるような気がして。 皆が皆、幸せになることは綺麗事だと思う。 けれど、だからこそ物語のなかに、私はそれを求めるのだ。 最後の場面は綺麗だけれどそのために強いた犠牲の数は、私の心にわだかまりを残す。 そういう意味では大団円とは言い難い結末。 あまり好みの話じゃなかったな、残念。

Posted byブクログ

2011/06/23

話はどんどん過酷な方向に。救いはあるんだろうかと最後の最後までわからない。明るくはないのに読むのがやめられない感じ。バタバタと人が斃れて、キャラクターと一緒に無力感に苛まれつらかったが、最後のシーンが綺麗なので一気に救われた。

Posted byブクログ

2009/10/04

「銀の声持つ人」によって造られた世界。何故彼らは去っていったのか。滅びへと進むことは止められないのか。真世の王となるべく定められた少女エスタシア、竜使いのジェン、王の剣士ウルバン。3人はそれぞれの場で滅びを食い止めようと戦う。  ■ ■ ■  ラスト、もっていかれました、下巻一気...

「銀の声持つ人」によって造られた世界。何故彼らは去っていったのか。滅びへと進むことは止められないのか。真世の王となるべく定められた少女エスタシア、竜使いのジェン、王の剣士ウルバン。3人はそれぞれの場で滅びを食い止めようと戦う。  ■ ■ ■  ラスト、もっていかれました、下巻一気。 硬質なファンタジーと称されていますが納得。甘甘な描写は無く、むしろ粛々と滅びの近づいてくるもどかしさとやるせなさ。 「銀の三角」「百億の昼と千億の夜」を彷彿とさせられました。

Posted byブクログ