太っ腹対談 の商品レビュー

東海林さだお(著者),椎名誠(著者)

2009/10/16

田尾　　「お二人は、本場でさぬきうどんを食べられたことがあるんですか。」

東海林　「あります。」

椎名　　「僕、何回もあるよ。最初に高松に行ったのは、まだ宇高連絡船がある頃。」

『太っ腹対談』（東海林さだお　椎名誠著　講談社）

東海林さだお氏は『行くぞ！冷麺探検隊』（文春文庫）で

椎名誠氏は『地球どこでも不思議旅』（集英社文庫）で

「さぬきうどん」を体験しているのは既に紹介したが、さらに

ここに田尾和俊氏が加わり、「さぬきうどん」つながりで三人の対談が実現している。

椎名　　「驚いたのは本土側の宇野の港にうどん屋があって、みんな一杯

　　　　　食ってるわけ。それで船に乗ったら、みんな甲板にあるうどん屋

　　　　　まで走って食いに行く。」

田尾　　「あ、そうです、そうです。」

椎名　　「俺たちも走ったんだけどさ（笑）。」

東海林　「どういう意味があって走るの？」

田尾　　「うどんの玉がなくなってしまうんですよ。」

椎名　　「あ、そうなんだ。俺たち、分からなくて走ったんだ（笑）・・・・・」

椎名誠氏のこの感想は『地球どこでも不思議旅』の中にも出ている。

椎名　　「名曲喫茶店か何かに行ったら、「コーヒーモカ　」とか書いてある

　　　　　メニューの一番下に「素うどん」ってあった（笑）」

東海林　「喫茶店にあるんだよね。」

椎名　　「あれはほんとうにビックリした。カルチャーショックでしたよ。」

これは二人ともそう本に書いていたなぁ。

よほど驚いたのだろう！！