美人寮母は人妻 の商品レビュー
狙われる人妻寮母
社員寮の新しい寮母さんとしてバイトすることになった人妻ヒロインが寮の男達から狙われる話。いたって真面目なヒロインなのだが本人も意識せぬままに周りの男を惹き付けてしまう展開である。迫るのは初老の管理人に寮の社員が4人。このうち新入社員1人だけが恋慕の情を抱く。複数人プレイは無い。突...
社員寮の新しい寮母さんとしてバイトすることになった人妻ヒロインが寮の男達から狙われる話。いたって真面目なヒロインなのだが本人も意識せぬままに周りの男を惹き付けてしまう展開である。迫るのは初老の管理人に寮の社員が4人。このうち新入社員1人だけが恋慕の情を抱く。複数人プレイは無い。突然現れた27歳の人妻寮母に戸惑う社員達だが、次第に打ち解けていく中で狙われ始める。ただ、前半はギリギリで振り切ったり助けられたりする「寸止め」が多いので結構焦らされる。ヒロインもボディタッチが続いたりして内心昂ぶっていたところを別の社員に襲われ、中盤でとうとう貞操を奪われてしまうのだが、今回も最後まではいかんわな、なんて思いながら読んでいたので、合体にまで至った時は結構「おぉ」と来るものがあった。後半は、全てを覗き見しながら盗撮していた寮長が満を持しての姦計によりヒロインを監禁するのだが、これが消化不良気味に途中で見つかってしまうのが少々残念。これで一応の決着が着いて、最後は新入社員の想いに応える形で筆下ろしをしてあげるヒロインである。ここでようやく心の通った情交となり、これが後日誰もいなくなった後の新入社員の部屋で再び密戯として繰り返されるエピローグに繋がっていて良かった。ただ、この関係がこれからも続くような終わり方はしていない。全体的に見ると、女流作家らしくヒロインの心情は比較的きちんと描かれているのに対して、男達の迫り方が全部ヒロインが誘っているかのような理由付けになっていて違和感を少し覚えた。そんな誘うようなことは何一つしていないのにそう思われてしまうことを描き出そうとしたものと思われるが、ヒロインの真面目な部分の描写に比べて煽情的な素振りが少なかったからかもしれない。男の心理がややステレオタイプに感じたのが少し残念である。
DSK
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