原辰徳流「活私」管理術 の商品レビュー
この本が発売された当初と、現在(2017年)では、違うと思われるかもしれないが、選手を活かせたことが、名将につながったと思う。 これは2002年だけをみて思ったことをまとめたものなので、ぜひ、12年間におよぶ原監督の管理術は、どうあったのかをかいてもらいたいものである。
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実に面白い内容で、次世代の管理術といったところです。現在のリーダーシップにも通じるところがあり、是非読んでもらいたい良書です。
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WBC優勝監督、そしてジャイアンツの監督でもある原辰徳さんの管理術についての本です。 原監督は、意外と人間の掌握力と活用力があるんだなと思っていましたが、この本を読んで、やはりそうだったんだなと思いました。 まず、チャンスを与えること。2軍から上げた選手をすぐ使う。なぜな...
WBC優勝監督、そしてジャイアンツの監督でもある原辰徳さんの管理術についての本です。 原監督は、意外と人間の掌握力と活用力があるんだなと思っていましたが、この本を読んで、やはりそうだったんだなと思いました。 まず、チャンスを与えること。2軍から上げた選手をすぐ使う。なぜなら状態が良くて1軍に上げたから。だから、調子のいいときにすぐに使う。そして、チャンスは1度だけでなく、失敗してももう1度チャンスを与える。けが人続出のチーム事情だったことを差し引いても、この考え方はすばらしいなと思いました。 また、原監督の監督としてのルーツとなる人物として、「第二のオヤジ」と慕っていた藤田元司氏、反面教師の長嶋茂雄氏、そして、絶対的な存在の実父・原貢氏の3人をあげています。特に、藤田氏と父親の存在が大きいということをあらためて、実感しています。 今回のWBCの監督を「火中の栗を拾う」ような状況で引き受けたのは、ちょうど、長島監督が解任されて、非難轟々の中引き受けた藤田監督の状況に酷似しています。そして、引き受けた年にどちらも日本一・世界一になっている。そういう因縁も感じます。 また、父親の貢氏もアマチュア球界では有名な指導者。小さいときから野球の監督の「後ろ姿」を見て育っている人は、やはり何かをもっているのかなと感じます。 この本が出たのが2002年。この本に活用術として紹介されていた選手で、今も巨人にいるのが阿部慎之介と高橋由伸(あと、ちょっと出ていた鈴木尚広)だけ。上原、桑田、工藤、河原、清原、松井、仁志、清水、江藤、二岡・・・も他球団に移籍している。時代は感じるけれど、原監督の根っこは変わっていないなと改めて感じました。
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