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藤原摂関家の誕生 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2013/08/03

藤原摂関家の誕生ということで、主に平安時代初期の 藤原良房、藤原基経時代の摂関家について書かれた本。 構成は、 ・長岡京と平安京 ・平安時代初期の政変 ・成立期の摂関制 ・律令制と貴族制 ・藤原氏の経済的基盤 ・執政の家 ・日記 ・外戚 長岡京と平安京は、遷都について現在どの...

藤原摂関家の誕生ということで、主に平安時代初期の 藤原良房、藤原基経時代の摂関家について書かれた本。 構成は、 ・長岡京と平安京 ・平安時代初期の政変 ・成立期の摂関制 ・律令制と貴族制 ・藤原氏の経済的基盤 ・執政の家 ・日記 ・外戚 長岡京と平安京は、遷都について現在どのような解釈がなされているか、 解説されている。 平安時代初期の政変は、主なものがまとめられていてわかりやすい。 日記については、単なる日々の記録というだけではなく、 後の人(自分の子孫)が政治の参考に供するという役割を持っていた。

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2012/07/28

 米田雄介『藤原摂関家の誕生』  課題も兼ねて読んだ本です。  平安時代初期、それも長岡京を廃して平安京に移った頃から、話が始まり、だいたい平安初期の良房、基経の頃を中心に藤原摂関家が成立した過程、或いは成立し得た背景が描かれています。  内容としてはそんなに深いものではなく、...

 米田雄介『藤原摂関家の誕生』  課題も兼ねて読んだ本です。  平安時代初期、それも長岡京を廃して平安京に移った頃から、話が始まり、だいたい平安初期の良房、基経の頃を中心に藤原摂関家が成立した過程、或いは成立し得た背景が描かれています。  内容としてはそんなに深いものではなく、著者自身がはじめに述べているように、問題提起としての色合いが濃いです。  それと、基本史料の紹介ですね。  ただ、その中でも、良房や基経の頃の摂政、関白は一般に考えられているものとは性格が異なるという点などは面白かったです。  特に藤原摂関家が誕生したのは道長の時代ではなく、それより後、院政期に入ってからという考えには驚きましたが、その説明に納得しました。  平安時代に疎い人でも充分に楽しめる内容でした。  やっぱり基本史料を提供してくれるのは個人的に凄く助かりました。  平安時代って史料にあたろうと思っても、どこからあたればいいのかわからなくて…

Posted byブクログ

2009/10/04

藤原氏が不動の権力を確立する過程を平安初期〜中期の政変を中心に解説されている。藤原基経あたりに興味がある人にはかなりオススメな本。

Posted byブクログ