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やる気はどこから来るのか の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2016/07/31
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※このレビューにはネタバレを含みます

人間のやる気を科学的に変化させるにはどうしたらいいかを心理学的な視点からみて解き明かそうとしている。 学術書ではなく、入門書なので中高生ぐらいであれば読める内容。簡単と思っていたら以外に不快。 以下、要点を箇条書き 自分の介入効果がゼロなとき(やってもやらなくても変わらないときに)人間は無気力を学習する。 主観的ではあっても自分が介入できる要素がある場合、人は意欲的になる。 例 さいころを自分でふるか、他人がふるか。 原因をどこにもとめるかによってやる気が大きく変わる。簡単に言ってしまうと下記のようなパターン やる気を上げる要素 「変化する」かつ「自分でコントロールできる」ものへの原因帰属 例.努力 目標達成のための行動コストの低さ 例.小さいできそうな目標が大切 やる気を下げる要素 「変化しない」かつ「自分でコントロールできない」もの 例.能力 人間は認知によって感情をかえることができるため、同じ事象をみても原因をどこに帰属させるか(認知)で感情を変化させられる。 うれしい・悲しい ・・ 期待値と結果とのギャップ 驚き ・・ 運をはじめとした外的要因への帰属 後悔 ・・ ネガティブなことに対して統制可能な内的要因 感謝 ・・ ポジティブなことに対して統制可能な外的要因 怒り ・・ ネガティブなことに対して統制可能な外的要因 逆に統制不可能な外的要因に対して怒りは感じない。あきらめは感じるかも 絶望 ・・ ネガティブなことを安定な要因に帰属させるとき 行動随伴性がらみの動機づけに関してはある程度しっていたが、感情が認知によって大きくかわることなどは整理して理解したことはなかたため大変役に立った。

Posted byブクログ

2015/08/29

中学生向けとかにかかれたもの。セリグマンのポジティブ心理学や、動機づけ理論、帰属の所在によるモチベーションの高まりや。。。とかとかをとってもわかりやすい言葉で説明したほん。 本当にわかりやすい言葉で書かれてはいるんだけど、内容はしっかりといろいろと書いてあるため、うかうかしている...

中学生向けとかにかかれたもの。セリグマンのポジティブ心理学や、動機づけ理論、帰属の所在によるモチベーションの高まりや。。。とかとかをとってもわかりやすい言葉で説明したほん。 本当にわかりやすい言葉で書かれてはいるんだけど、内容はしっかりといろいろと書いてあるため、うかうかしていると読んでいてよくわからなくなってしまう(笑) 情報をもっと、OOの場合にはOO OOの場合にはOO,というように、まとめてわかりやすくしていただけたらもっと中学生や高校生にも読みやすかったのではないかとか思った。 ・自分の努力に帰属すると、失敗したときにもっと努力しようって思う。 ・だけど、努力の量と求めるものが釣り合わないと感じると、努力に帰属したとしても、やっぱりやる気は出ない。毎日10時間勉強すれば東大に入れます、と言われても、そこまで勉強して東大に入りたいと思えないので、やっぱりやる気が出ない。 ・また、難しすぎる課題の場合には、課題の性質に帰属することによって、自分の心理的な面がダメージを受けるのを防ぐことができる。だけど、それだと、いつまでたってもできるようにならない。だけど、努力に帰属したところで、難しすぎる場合には、それに似合う対価を払う必要があるのかと考えると、そこまでの努力をする必要があるのかって思って、結局やる気は出ない。 ・学習性無気力で無気力を学習した場合でも、ちょっとずつ、自分でコントロールできるって感覚を持たせてあげれば、やる気は戻ってくる。CBTでいうところの行動活性化法は、このちょっとずつでも、何かをすることで自分が状況をコントロールできるよ、というのを目に見える形にしてあげているということかな?

Posted byブクログ

2013/06/30

モチベーションについて初学者にわかりやすい分析をした本。 後半はタイトルの趣旨から離れてるように思われたが まだ読み込みが足りてないから2回読んでから評価し直したい。

Posted byブクログ

2009/10/07

心理学ジュニアライブラリシリーズ。 これは是非とも学校の先生方に読んでほしい。 そしてやる気を奪うシステムを改善していただけたらと思う。 ちょっと実験結果のグラフなどがわかりにくいのが難点だが、このシリーズは相変わらず面白い。

Posted byブクログ