司馬遼太郎と藤沢周平 の商品レビュー
筆者は藤沢周平に肩入…
筆者は藤沢周平に肩入れするあまり、司馬遼太郎をちょっと嫌っているように思われますが、どちらも好きな人にとって、どちらかを選ぶなんてことは到底できません。
文庫OFF
文学的素養がないので、少々難しく感じられた。 小説は楽しめればそれで良いと考えていた私にとって、この本は新しいものの見方を教えてくれた。 考えてみれば人が何かを書くからには、背景に何らかの考えや訴えがあるはずで、それを抜きにして小説を読むということは、その魅力を半分しか味わってい...
文学的素養がないので、少々難しく感じられた。 小説は楽しめればそれで良いと考えていた私にとって、この本は新しいものの見方を教えてくれた。 考えてみれば人が何かを書くからには、背景に何らかの考えや訴えがあるはずで、それを抜きにして小説を読むということは、その魅力を半分しか味わっていないということになるのかもしれない。 「江戸城はだれが造ったのかというときに、太田道灌と答えて迷いがないのが司馬さんで、大工と左官と答えてそれを笑い話にしないのが藤沢さんだろうということですね」(あとがきより) なるほどなぁ・・・。
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