マヴァール年代記(全) の商品レビュー
先に久しぶりに再会したタイタニアを読んだので、こちらも再読。古き良き作者の作風で、昔は結構よく読んだなという感で懐かしい。また、作者にしては珍しく全3巻で完結したということと、話をややこしくする妖魔だとか神様とかが登場しない、純粋な人間同士の野望と謀略の話であるので、分かり易い。...
先に久しぶりに再会したタイタニアを読んだので、こちらも再読。古き良き作者の作風で、昔は結構よく読んだなという感で懐かしい。また、作者にしては珍しく全3巻で完結したということと、話をややこしくする妖魔だとか神様とかが登場しない、純粋な人間同士の野望と謀略の話であるので、分かり易い。ただし、完結させるが故に最後は拙速感があるのが残念。
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中世っぽい世界を舞台に繰り広げられる皇帝の座をめぐる物語、、、 年代記、と言うぐらいだから、壮大で世継ぎ物語かな?と思ってたけど、全然そんな事はなく、主に3人の友人を中心としたお話し。 面白くは読めた。でも、ただそれだけ。 広げた風呂敷は大きく壮大な感じだけど、細部が適当と...
中世っぽい世界を舞台に繰り広げられる皇帝の座をめぐる物語、、、 年代記、と言うぐらいだから、壮大で世継ぎ物語かな?と思ってたけど、全然そんな事はなく、主に3人の友人を中心としたお話し。 面白くは読めた。でも、ただそれだけ。 広げた風呂敷は大きく壮大な感じだけど、細部が適当と言うか。全てがあっけない。 戦争シーンも、調略や策謀についても、人物の描き方についても、全てが薄い、としか思えなかった。。。 特に最後の戦闘にいたるところや、戦闘シーンそのものも、え?こんだけ?みたいな、、、 全体を通して、マヴァール年代記の総集編を読んでいるような、そんな感じでした。 つまんなくはない。面白く読める。でも、ただそれだけ。。。
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お、おもしろすぎる… また『銀河英雄伝説』が読みたくなってしまうじゃないかあ。 田中芳樹め。 お得意の架空歴史小説。SFファンタジー年代記。 抜群に魅力的な登場人物たちが織り成す権謀録。 最終章で人がアホほど死にます。 銀英伝やアルスラーン戦記に比べると 全三...
お、おもしろすぎる… また『銀河英雄伝説』が読みたくなってしまうじゃないかあ。 田中芳樹め。 お得意の架空歴史小説。SFファンタジー年代記。 抜群に魅力的な登場人物たちが織り成す権謀録。 最終章で人がアホほど死にます。 銀英伝やアルスラーン戦記に比べると 全三章と短いためか、展開が急なのが惜しまれる。 まあ長く引き伸ばすと完結しないからな…この人の場合。 そういや、アルスラーン戦記って完結したの? 個人的にはタイタニアを完結させてほしいんですが。
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田中芳樹さんはこんなファンタジーも書いていたのですね。 アルスラーン戦記は読んだことあったのですが、こちらは初めて見かけました。 内容はアルスラーン戦記ほど個性的な登場人物ではありませんでしたが、『年代記』というだけあって人物よりも出来事が中心の話だったのかな?普通なら主人公3...
田中芳樹さんはこんなファンタジーも書いていたのですね。 アルスラーン戦記は読んだことあったのですが、こちらは初めて見かけました。 内容はアルスラーン戦記ほど個性的な登場人物ではありませんでしたが、『年代記』というだけあって人物よりも出来事が中心の話だったのかな?普通なら主人公3人を仲良くさせたいのに、そうしてくれないことに作者の無情を感じました;△; でもだからこそ面白い…というかキャラが徹底していると思います。
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皇帝カルマーン・金鴉国公ヴェンツェル・騎士リドワーン、 学問を共にした学友が成長して26歳となったときのはなし。 彼らの治めるマヴァール帝国の内部抗争と謀略のめぐらしあい、 そして隣国エルディ王国らとの外交と侵略。 登場人物も舞台となる国も多いけど、自然と本に入り込める内容。 ...
皇帝カルマーン・金鴉国公ヴェンツェル・騎士リドワーン、 学問を共にした学友が成長して26歳となったときのはなし。 彼らの治めるマヴァール帝国の内部抗争と謀略のめぐらしあい、 そして隣国エルディ王国らとの外交と侵略。 登場人物も舞台となる国も多いけど、自然と本に入り込める内容。 オルブラヒトとラクスタが特に好きでした。 どちらも主君に忠誠を誓い、それが本当に報われて信頼される役どころ。 色々内部で気に入らないやつとかもいるけど 主君から制されれば相手への不審を露にしつつも自身を抑えることのできるあたりが・・・ 特にラクスタ! 『ラクスタの目も声も、氷の甲冑におおわれていた。意識して心を武装させねば、事を実行できそうになかった』 『ラクスタは、有能で忠実な男だが、直情な武人で、エルディの曲者であるラザールに対しては、分が悪くなるであろう』 もう大好き。この甘っちょろくて一本気であるが故に皇帝の信任を受ける若者が・・・! あとカルマーンはあまり好きじゃない設定だったにも関わらず 結構苦悶の中でじたばたしていたり、 エフェミアを寵愛する一面だったりだとかで意外と好きになれました。 あとは文章が相変わらずとっても綺麗! 『血の天蓋が大地をおおっているかのように、視界の全域が紅い。西方を顧みると、空の一部に傷口を穿ったかのような落日が、帝都の方角へゆるやかに沈みこんでゆく。中天にはあわい紫の線が引かれ、それより西は黄金のかがやきにつつまれ、東は一瞬ごとに青から藍へと移ろっていくかに見えた。それらの色彩のすべてをつつんで、視界全域が紅いのだ。凄惨で愚劣で、だが避けることのできなかった一日が終わろうとしている。』 田中芳樹さんの何が好きってこれが一番です。 目に浮ぶような鮮やかで綺麗な情景描写!
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田中芳樹氏の珍しく完結しているシリーズを一冊にまとめたもの。 マヴァール帝国を舞台に、三人の青年を通して書かれる戦乱と陰謀と策謀の渦巻く数年間。 アルスラーンよりノリは軽くないものの、凝縮されたぶん、ばらけた感じのないまとまった作品になっていると思う。 このころの筆者の文章と展開...
田中芳樹氏の珍しく完結しているシリーズを一冊にまとめたもの。 マヴァール帝国を舞台に、三人の青年を通して書かれる戦乱と陰謀と策謀の渦巻く数年間。 アルスラーンよりノリは軽くないものの、凝縮されたぶん、ばらけた感じのないまとまった作品になっていると思う。 このころの筆者の文章と展開が、一番無駄なくいいような気もする。
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ハンガリー辺りをモデルにした異世界ファンタジーもの。性格と身分の異なる三人の学友がマヴァールという国の最高権力に手が届くところで価値観のぶつかりあいによって争うという話。展開としては面白いのですが、権力の描写だとかが妙に情緒的で(権力の精?)ひっかかる。もう少し淡々とした描写の方...
ハンガリー辺りをモデルにした異世界ファンタジーもの。性格と身分の異なる三人の学友がマヴァールという国の最高権力に手が届くところで価値観のぶつかりあいによって争うという話。展開としては面白いのですが、権力の描写だとかが妙に情緒的で(権力の精?)ひっかかる。もう少し淡々とした描写の方が好み、というわけで★3つ。
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ノベルズ全3巻。遅筆で有名な田中芳樹さんの、長編で唯一完結している作品。3人の青年の王座、権力を巡る友情と争いを描いたもの。コンパクトにまとまっているせいか、銀英伝やアルスラーンの原型のような感じを受けた。
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田中芳樹の長編歴史絵巻はあらかた読んだけれど、これだけは読んでいなかった。相変わらず夢のようなキャラ設定と、しっかりした文体で、真剣に面白く読める。だいたい、カタカナ名前を覚えられない僕が、ほとんどのキャラを記憶できると言うだけですごい。
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カルマーンは、積年の鬱屈から父である病床の皇帝を手にかけてしまう。病死と偽り、自分が即位したことによりマヴァール帝国は戦乱の渦に巻き込まれていく。かつての学友、ヴェンツェルは、持ち前の洞察力からその事実に気付いてしまう。そして、自分の心の奥に眠る、野心に気付いた時、ヴェンツェルも...
カルマーンは、積年の鬱屈から父である病床の皇帝を手にかけてしまう。病死と偽り、自分が即位したことによりマヴァール帝国は戦乱の渦に巻き込まれていく。かつての学友、ヴェンツェルは、持ち前の洞察力からその事実に気付いてしまう。そして、自分の心の奥に眠る、野心に気付いた時、ヴェンツェルもまた動き出した… っとまあ氏お得意の宮廷劇+戦モノ。珍しく完結してるのが嬉しい(笑)
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