講座 数学の考え方(18) の商品レビュー
いきなり抽象的な話をせず、1次元の射影平面、リーマン面、リーマン面の応用としての1次元複素トーラス、超楕円曲線と具体例を通して段階的に話が進んでいくので自分にとってはとても理解がしやすい本だと思いました。層と層係数コホモロジー群の話は具体例を十分やってから出てきます。惜しい点は具...
いきなり抽象的な話をせず、1次元の射影平面、リーマン面、リーマン面の応用としての1次元複素トーラス、超楕円曲線と具体例を通して段階的に話が進んでいくので自分にとってはとても理解がしやすい本だと思いました。層と層係数コホモロジー群の話は具体例を十分やってから出てきます。惜しい点は具体的な例の説明の際にその後の展開についても2,3触れておいてもらえるとより理解が進むのではないかという点です。
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字ばかりで一見とっつきにくそうだが、実はなかなか親切で筆者の思いがところどころ入っていて良い本。なぜコホモロジーを考える必要があるか、など丁寧に説明。 第4章の、トーラスを2次元射影空間に3次曲線として埋め込む話や、第7章の種数3のコンパクトリーマン面を二次元射影空間に4次曲線...
字ばかりで一見とっつきにくそうだが、実はなかなか親切で筆者の思いがところどころ入っていて良い本。なぜコホモロジーを考える必要があるか、など丁寧に説明。 第4章の、トーラスを2次元射影空間に3次曲線として埋め込む話や、第7章の種数3のコンパクトリーマン面を二次元射影空間に4次曲線として埋め込む話、まだちゃんとフォローできてませんが、おもしろいですね。リーマン面という幾何学的な対象を純代数的な対象に落とし込む、著者がいうようにわたしも非常におもしろいと思います。
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