一期の決断 大谷刑部 の商品レビュー
歴史小説としては今一つなのだが、小技が光る短編集。欅の木が大谷刑部を我が子のように可愛がる第一話。敗走中の石田治部が刑部の亡霊にマゾいお願いをする第二話。
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6編の短編集。内2編が戦国関連で残りは現在が舞台。 表題の大谷さんの最大の決断であっただろう関ヶ原の話で子が出来なかった両親が参り後に大谷さんを授かったという八幡宮の神樹の目線と言う変わった目線から見た話になってます。ゆえに終始不思議な雰囲気が話を包んでました。この話で特に衣装合...
6編の短編集。内2編が戦国関連で残りは現在が舞台。 表題の大谷さんの最大の決断であっただろう関ヶ原の話で子が出来なかった両親が参り後に大谷さんを授かったという八幡宮の神樹の目線と言う変わった目線から見た話になってます。ゆえに終始不思議な雰囲気が話を包んでました。この話で特に衣装合わせの段が個人的にホロリポイントだと思います。静かな別れが彼らしくて…。あと仁右衛門が最後出てきた辺りも。もう一編は関ヶ原を落ちた三成とそれを匿った男の話です。此方は大谷さんとの問答場面かなと思います。
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30ページほどの短編です。 何故か八幡宮の欅の一人称で話が進みます(笑 ちょっと解りづらいかも? 一期の決断、とタイトルにありますが、 三成との口論は長いものの、タイトルを思わせるほどの 悩みっぷりでも無いかなあ?と感じました。 三成の味方についてからの展開はあっという間です。...
30ページほどの短編です。 何故か八幡宮の欅の一人称で話が進みます(笑 ちょっと解りづらいかも? 一期の決断、とタイトルにありますが、 三成との口論は長いものの、タイトルを思わせるほどの 悩みっぷりでも無いかなあ?と感じました。 三成の味方についてからの展開はあっという間です。 八幡宮に何度も参拝する吉継には、何だか 欅と一緒に見守りたくなるような親心が芽生えそうに・・^^笑 本のタイトルの割りには短い上、歴史小説という雰囲気も薄く、 半分以上は現代小説なのであまりおすすめできません・・
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