ロードス島伝説(5) の商品レビュー

水野良(著者)

これぞロードス島伝説…

[文庫ＯＦＦ]

これぞロードス島伝説の本当の完結。戦記よりも私にとってのロードスはこの伝説です。戦記は読んだけどこっちはまだという方には絶対オススメです。

ロードス島伝説は4巻…

[文庫ＯＦＦ]

ロードス島伝説は4巻で完結したものだと思い込んでいたが、5巻が発売されていたのね。情報によると「作者は4巻で終わったつもりだったけど、読者から続きを書けとの批判の声が大きくなったので書かれた」そうな。4巻を読んでいた当時はナシェルが死ななくてはならなかった理由があれだったとは思ってもいなかったなぁ。まあ、六英雄のうちの5人が無報酬で従う器用があるのだから、恐れるのも無理はないか…。そのあたりは後付けで考えられた理由だとしても、うまい筋書きだったな。

伝説だ!伝説だ!ちっ…

[文庫ＯＦＦ]

伝説だ!伝説だ!ちっちゃいスケールの伝説だ!でも良い。

やはり、ナシェル主人…

[文庫ＯＦＦ]

やはり、ナシェル主人公ではロードス読者が収まらなかったようで、六英雄＋謎の一人、聖女フラウスの物語を締めくくるための続伝的外伝的第５巻。別に４巻でも十分だと思うのだが、戦記から読んでいた人はこちらがあるほうが収まりがつくのだろう。

2024/01/14

魔神との戦いの決着を描く。ただし、前の巻で主人公が退場しているので、蛇足感は否めず。設定の顛末を描いたような感想を持ってしまう。ラスボス魔神王との戦いも、前巻の方が迫力があった。
ただ、話の決着を描き切った点は評価する。

2020/11/04

再読。

「戦記」で伝説となっていた部分が明かされる本作。
いい具合に「戦記」に繋がっています。どうゆう経過で各キャラが落ち着いたか腑に落ちました。

ナシェル、フラウス、双子の王子、「戦記」には名前すら登場しなかった英雄が英雄すぎ。

ファーンとベルドの一騎打ちシーンに涙する。

ささ、次巻へ。

2020/08/03

年を取ったせいか、妙に涙脆い。ロードス島伝説の完結編となる本書を読み終えた今、本編のロードス島戦記とは打って変わって、ペシミズムが全体を覆っているかのようだ。
魔神王を倒した六英雄たちのその後に輝かしい未来はなく、隠棲を遂げる者や再び合い見え、討ち死にする者、自らを犠牲にする者、各登場人物全てに諦観が漂う。
事を成し終えた後に何が残る？
常にその疑問を孕んで生きていくのだ。
前4巻までは悲劇の英雄ナシェルの物語だったが、今回は添えられた短編も含め、悲劇の聖女フラウスの物語となっている。しかし、フラウスの設定は本シリーズ当初に比べ、かなり変わった。
当初は勝ち気な聖女という設定で神話のヴァルキリーさながらだったが、本書に至ってはベルドに身を捧げる一人の女である。ロードス島戦記シリーズで既に彼女の結末は知っているだけにどう転んでも哀しい結末にしかならないのだが、最後の最後にフラウスが天使になって登場し、ファーンとベルドを導くあたりのメルヘンチックな結末は流石に悲惨すぎると作者も思ったのだろうか、ご愛嬌だろう。
ともあれ、とうとう終わってしまった。出来ればもう少し彼ら・彼女らの道程が明るいものであれば良かったというのが正直な感想だ。

2014/03/23

英雄PTvs魔神王のラストバトルは読んでいて興奮できる。ナシェルは関係なくなったけど本来こっちがメインになる話だし、伝説の終わりとして十分満足できた。

2013/06/03

ロードス島伝説最終巻。
最も深き迷宮での魔神王との最後の戦い。
４巻までと違い、主人公は聖女フラウス。といってもあんまり聖女っぽくないんだよね。フラウスが領主に見初められるところ（ここは聖女っぽい）と好きにやっている現在ではまるで別人のよう。
聖者は誰かも解き明かされています。
ロードス島戦記のあのシーンが別視点で描かれたりして、ロードスファンなら最後まで読みたい。
なぜか、この巻だけ絶版のようで探すのに苦労した。

2010/06/22

ライトノベルでこれほど鳥肌の立つファンタジーってないんじゃないのかな？
と、思うほど大好きな小説です。

絶対泣いちゃうので、人前では読まないことをオススメします。