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数学の天才列伝 の商品レビュー

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2012/10/29

20名の哲学者・数学者の業績と生い立ち、社会や時代背景などを含めて人物像を紹介している天才列伝。 紀元前624年頃のタレスから始まり、1950年代のコンピューターの原型を設計したノイマンで終わる。 古代ギリシアのアカデミアでは、宇宙論や哲学論が中心で、実用を兼ね備える実験などは下...

20名の哲学者・数学者の業績と生い立ち、社会や時代背景などを含めて人物像を紹介している天才列伝。 紀元前624年頃のタレスから始まり、1950年代のコンピューターの原型を設計したノイマンで終わる。 古代ギリシアのアカデミアでは、宇宙論や哲学論が中心で、実用を兼ね備える実験などは下人がやる事で、論争こそが全て。 アリストテレス(プラトン、ソクラテス)ユークリッドなど紹介されてます。 そして実用発明で貢献のアルキメデスの紹介。 数と形の謎解き時代の人物は、タルタリア、デカルト、フェルマ、日本の吉田光由、関孝和を紹介。 近代数学時代の人物は、ライプニッツ、オイラー、フーリエ、ガウスを紹介。 現代数学時代の人物は、ロバチェフスキー、パベージ、アーベル、ガロア、ポアンカレを紹介。 最後のコンピューター時代到来で、ウィーナー、ノイマンを紹介。 有名なアインシュタインやニュートン、ガリレイなども本文中に出てきて、 数学苦手な初心者でも解り易くまとめている本だと思います。 数年前にポアンカレ予想?の問題がロシア人の数学者によって解答された話をNHKで見たのを思い出しましたが、ポアンカレは詩人でもあったのだと、この本で雑学的に知りました。 薄幸のガロアやアーベル、新発見しても論文発表をしなかったガウスなど いろんな人物像が垣間見れて良かったです。 但し、やっぱり数学は苦手だわ(*_*)

Posted byブクログ