アナイス・ニンの少女時代 の商品レビュー
矢川澄子のエッセイ『妹たちへ』を読んでアナイス・ニンに興味を持ったので読みました。本書はタイトル通りアナイス・ニンの少女時代の評伝であり、彼女を知る上での入門書といった感じの読み物です。アナイス・ニンが書き残した膨大な日記は書籍になっており、そのうちの一巻を買ったので近々読むつも...
矢川澄子のエッセイ『妹たちへ』を読んでアナイス・ニンに興味を持ったので読みました。本書はタイトル通りアナイス・ニンの少女時代の評伝であり、彼女を知る上での入門書といった感じの読み物です。アナイス・ニンが書き残した膨大な日記は書籍になっており、そのうちの一巻を買ったので近々読むつもりです。矢川澄子自ら訳したニンの小説『あるモデルの話』は硬質なポルノグラフティ。短い物語ですが、本作を読むとフィジカルなものについてふと考えてしまう。矢川澄子もアナイス・ニンもこれから追っていきたい作家です。
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なぜ、作者がアナイスに興味を持ったのかが結局わからない。ヒューゴとの夫婦の絆の強さに、お気に入りのプラトンの球体人間説を見たからなのか。私自身のアナイス観は「少女時代のトラウマを乗り越え脱皮した、稀に見るスケールの大きい成熟した女性」と捉えているので、作者のように少女時代にこだわ...
なぜ、作者がアナイスに興味を持ったのかが結局わからない。ヒューゴとの夫婦の絆の強さに、お気に入りのプラトンの球体人間説を見たからなのか。私自身のアナイス観は「少女時代のトラウマを乗り越え脱皮した、稀に見るスケールの大きい成熟した女性」と捉えているので、作者のように少女時代にこだわりを持たれて論じられるのはどうにも奇妙な気がして。自分と同一化できる部分だけをすくい上げているように感じられる。そして、これが自らを殺めた作家の遺作というのも…。不可解です…。
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矢川澄子がアナイス・ニンを、それだけで読んでみた。 『ヘンリー&ジューン 私が愛した男と女』で アナイス・ニンを知った。 もっと他の本を読んでみると面白いのかも。
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