逃亡 新装版(上) の商品レビュー

松本清張(著者)

2022/09/28

無宿人がケチな博打で、悪徳岡っ引に捕まり、これでもかっというくらい、酷い目にあっていく。松本清張の他のサスペンスとは異なる時代小説ゆえか、その土地や地域、風物、歴史などの詳細な描写はなく、テンポ良くストーリーが展開していくため読みやすい。

2012/07/04

元上司に教えていただいた本。
登場人物は、厳しい試練にあうが、筆者は決してこれを突き放さず、救いがある。
そういった物語であるとのこと。
とても勇気づけられるテーマに心打たれ、読みたくなった。

2010/04/02

～内容（「BOOK」データベースより）～
悪徳岡っ引・梅三郎の罠にかかって、“破牢”の重罪を負った甲州無宿の源次。逃れて、ある錺師の家の下働きとなるが、娘のお蝶と深い仲となり出奔。源次を匿い、お蝶は湯島の小料理屋に働きに出るが、そこには、あの梅三郎や、妖しい加賀藩の用人が出入りしていた…。無宿人の憤りを、巨匠が活写。
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