CMMIモデルガイド の商品レビュー
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基本に忠実。ただし、アメリカのような組織が未成熟な文化におけるモデルの利用と、 伝統的な文化のある日本、中国、印度における利用には、違いがあるはずであるが、 そのガイドがない。あくまで、ものを作ったら解散するようなプロジェクト単位の組織で動いている場合に、組織がいかに関与していくかという視点での利用を想定していると見た方がいいのではないでしょうか。 モデルを知るにはよい本だと思います。 事業体制(プロジェクト体制)が異なる組織で、異なる開発環境で、異なる開発対象を、異なる期間で、異なる人員で作業している場合、作業手順は全く異なり、用語もかなり異なるように思います。ある特定の開発環境、開発対象、開発期間、開発人員に最適化した用語体系を、他の用語体系に移植するのは並大抵ではないと思います。 それは、日本とアメリカ、日本語と英語という違いだけではないと思います。 CMMも様々な種類が作られ、CMMIになったように、言葉を合わせようとするだけでは、文化の違いが十分反映できないかもしれません。 違うモデルを作ってから飜訳をしはじめるのはどうでしょう。 文化の違いの大きな点として,仕立て(tailoring)と着付け(fitting)があります。そこまで切り込んだ書籍はなかなか見つかりません。
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