中学受験・合格して失敗する子、不合格でも成功する子 の商品レビュー
中学入試の塾を経営してきた筆者の実体験に基づくあたたかい記述で、好感が持てる。 2002年の本で、この当時はまだこのような余裕があったのだろうか。生徒に合った学校をという記述があって、妻の主張とも合致する。ただ制服が可愛いからなどの理由では、そんなに経済的な負担はできないと思うの...
中学入試の塾を経営してきた筆者の実体験に基づくあたたかい記述で、好感が持てる。 2002年の本で、この当時はまだこのような余裕があったのだろうか。生徒に合った学校をという記述があって、妻の主張とも合致する。ただ制服が可愛いからなどの理由では、そんなに経済的な負担はできないと思うのだが。。。
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まえがきに、「中学受験で一番いいのは、一生懸命がんばって、落ちること」とある。いやいや、できれば落ちないで欲しい、受からせてあげたいというのが親の気持ちである。しかしこの本は、こうすれば受かりますよ、ということが書かれているのではなく、詰め込み型の受験勉強だけに偏らず、子供ときち...
まえがきに、「中学受験で一番いいのは、一生懸命がんばって、落ちること」とある。いやいや、できれば落ちないで欲しい、受からせてあげたいというのが親の気持ちである。しかしこの本は、こうすれば受かりますよ、ということが書かれているのではなく、詰め込み型の受験勉強だけに偏らず、子供ときちんと向き合って、変な無理をさせず、子供の心も育てていこう、という本である。 最後まで読んで、あとがきで、落ちた子供達と向き合う辛い時間のことが書かれており、なぜ上記のようなことをまえがきに書いたのかがよくわかった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
この種の中学受験本の中では、極めてまともな部類に属する本である。 中学受験本はどうしても、一般に自塾の宣伝臭さというのが拭い去れない。ところが、本著者は「不合格でも成功といえる場合がある」と言い切るのだ。 こう言い切れるのは、中学受験が単なる通過点でしかなく、合格(結果)よりも、①結果に至るプロセスと、②結果が出た後にどう対応し、生きていくか、ということの方が重要であることを、著者がよくわかっているからに他ならない。 こういう著者の書は信用できる。
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