ららのいた夏 の商品レビュー
爽やか。 走る足音、波の音が聴こえてきそうで、 過ぎ去った自分の青春時代を少し思い出しきゅんとします。 設定やストーリー展開はありがちですが、楽しくさらっと読めた。 女の子同士の会話になんだか違和感を感じる。 ちょっとクサイ描写だったり微妙な下ネタが多いところは気になります
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この小説との出会いは、高校時代の現代文の問題にこの作品が使われていたのが最初でした。 現代文の授業で登場した作品で原作の本を購入したのは、後にも先にも「ららのいた夏」だけです。 何が心に引っかかったのか今では記憶に無いですが、大好きな作品なので初めてのこの機会に紹介します。 ...
この小説との出会いは、高校時代の現代文の問題にこの作品が使われていたのが最初でした。 現代文の授業で登場した作品で原作の本を購入したのは、後にも先にも「ららのいた夏」だけです。 何が心に引っかかったのか今では記憶に無いですが、大好きな作品なので初めてのこの機会に紹介します。 野球部のエースで、将来のプロ野球選手候補の純也は練習の一環で走ることを欠かさず続けていたので、高校の運動会のマラソン競技では無敵だった。(ちなみに、運動会でマラソンってやるもんなんですか?笑) そんな純也の前にレース中、突如女の子が現れた。それがこの小説の主人公である、ららだった。 ららは、走ることが大好きで、走っていると楽しくて笑い出すという登場から印象強い少女です。 そんな二人がお互いを応援しながら、純也はプロ野球へ、ららは世界マラソンへと、それぞれが輝ける場で活躍して行く中で、途中途中で青春を駆け抜けて行くお話です。 ストーリーを読んでいくと、「無邪気ってこういうことか‼」と思ってもらえると思います。 それくらい、青春の成分を感じてもらえるのでないでしょうか!? 突き抜けるような爽やかさが待ってます! よったなにきす‼
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川上健一さんの青春小説は好きです。本書は読み始めたときは、”出来過ぎ”、”ありえない”という場面が多々あり、若干うんざりしたのですが、最後まで読むとやっぱりさわやかさが残りました。これが川上健一さんの魅力かな?
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天才少女ランナーと野球少年の物語。 読み始めてすごく違和感があったので理由を考えてみると、文章がものすごく短い。スピード感を出すためのテクニックなのか、意図的な淡白さで何かを表現しようとしているのか... 主人公ららのキャラクターは魅力的なのに、エピソードがあまりにも現実離れして...
天才少女ランナーと野球少年の物語。 読み始めてすごく違和感があったので理由を考えてみると、文章がものすごく短い。スピード感を出すためのテクニックなのか、意図的な淡白さで何かを表現しようとしているのか... 主人公ららのキャラクターは魅力的なのに、エピソードがあまりにも現実離れしていて興ざめ。
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1989年8月に最初に世に出た。当時は丁度、主人公の小杉純也と坂本ららと同じ世代ということになる。読んでいて自然と顔がニコニコしてくる。主人公たちが交わす会話や所作がすんなりと自分の中に入ってきた。このような本を読むのは初めてだ。変に顔がにやけるから電車の中で読むのが恥ずかしか...
1989年8月に最初に世に出た。当時は丁度、主人公の小杉純也と坂本ららと同じ世代ということになる。読んでいて自然と顔がニコニコしてくる。主人公たちが交わす会話や所作がすんなりと自分の中に入ってきた。このような本を読むのは初めてだ。変に顔がにやけるから電車の中で読むのが恥ずかしかったほどだ。 男子校に通っていたため部活で運動会で女の子と出会うきっかけというのは全くなかった。代わりに男同士の友情という奴が出来たかというとそうでもない。中学校の頃に時代小説に出会いわずかながらの小遣いをやりくりし山岡荘八、吉川英治、岡本綺堂の本を本八幡の本屋で買った少年時代だ。分別くさいガキだったと今にして思う。14,5で時代小説を読み部活もしなければそうもなる。しかし30を前にしてこの本に巡り会えるとは思わなかった。読む年代が逆転している。 作中、ららはよく笑う。とにかく笑う。颯爽と軽快に。嫌みでもなく回りをホンワカさせる笑みだ。温かい本に出会えてよかったと思う。
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アジアを1ヶ月ほど旅しているときに マレーシアのコタキナバルという土地で出会った本。 読む本がなくなり、日本語の本を扱う書店で見つけた。 選べるほどの量はなく、なんとなくこの本を手にした。 期待せず、ビーチで一人寝そべりながら読み始めると、 テンポ良くサクサクと読み進められる。...
アジアを1ヶ月ほど旅しているときに マレーシアのコタキナバルという土地で出会った本。 読む本がなくなり、日本語の本を扱う書店で見つけた。 選べるほどの量はなく、なんとなくこの本を手にした。 期待せず、ビーチで一人寝そべりながら読み始めると、 テンポ良くサクサクと読み進められる。途中、登場人物の笑い方 “がはは”が非常に気になるものの、文体自体は読みやすいので 一気に読破できる。 物語は、高校球児の純也と天才ランナーららの恋愛小説。 ランニング中にららと出会い、順調に日々を重ねていく二人に悲劇が・・・。 物語の骨子は、ありきたりのもので読み進めると先が読めるのだが、 それでも感動できる物語である。 そして、読み終えた後には、なぜか気分がスッキリとしている。
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走ることが好きな(だけ)女子高校生が主人公。 デヘヘヘ キャハハハ と言いながら、らくらくと走る。 設定と展開はとてもおもしろく、 次々と読んでしまうのだが、 主人公の描き方が淡白すぎて、 話はおもしろいのに感情移入が出来ない。 最後はやりすぎなくらいの展開...
走ることが好きな(だけ)女子高校生が主人公。 デヘヘヘ キャハハハ と言いながら、らくらくと走る。 設定と展開はとてもおもしろく、 次々と読んでしまうのだが、 主人公の描き方が淡白すぎて、 話はおもしろいのに感情移入が出来ない。 最後はやりすぎなくらいの展開で、 本来ならば胸を打つはずなのに、 主人公の人柄が丹念に描かれていないため、 かえって興ざめしてしまう。 やりすぎのわざとらしい物語に感じてしまう。 「翼はいつまでも」はとても好きだったけど、 それ以外は自分には合わないようだ。
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なぜこの季節にこのタイトルなのかといいますと、娘のを借りて夏に読んでいたら娘が友達に貸してしまい、(よくある話ですが)なかなか返ってこなくてようやく最近返ってきたのでまた読むことができたという、どうでもいいレビューです。 ・・ランナーが出てくるので共感をもてますね。 設定がとー...
なぜこの季節にこのタイトルなのかといいますと、娘のを借りて夏に読んでいたら娘が友達に貸してしまい、(よくある話ですが)なかなか返ってこなくてようやく最近返ってきたのでまた読むことができたという、どうでもいいレビューです。 ・・ランナーが出てくるので共感をもてますね。 設定がとーっても強引ですが。 ウィング家全員でよんだ珍しい一冊。 真剣に走っている人が読んだら怒る(?)かも。 私は、走るのが楽しい!って最近思っているかどうかちょっと反省しました。
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ららの笑い方が受け入れ難い。 ららが大会などで素晴らしい成績をおさめていく様子などは爽快で、まあ、現実的にありえないとしてもまだ許せる範囲かなと思う。だけど、最後のららの病気がなんなのかはっきり病名出したり、もうちょっとその前の部分と後の部分の対照性をはっきりさせてほしかったかな...
ららの笑い方が受け入れ難い。 ららが大会などで素晴らしい成績をおさめていく様子などは爽快で、まあ、現実的にありえないとしてもまだ許せる範囲かなと思う。だけど、最後のららの病気がなんなのかはっきり病名出したり、もうちょっとその前の部分と後の部分の対照性をはっきりさせてほしかったかな。
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タイトルからもしやとは思っていたけど、やっぱりそういう展開か。 面白かったけど、恋愛白血病ものはもういいや。
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