蜻蛉日記 の商品レビュー
「蜻蛉日記」には、954年夏から974年暮れ。全体で21年間にわたる記事が収められている、とのこと。 内容は、著者の「はかない結婚生活」がテーマということで、けっこう面白い内容である。 この本は、ところどころ読んでみた。全体の半分位か。 ●2023年1月3日、追記。 本作...
「蜻蛉日記」には、954年夏から974年暮れ。全体で21年間にわたる記事が収められている、とのこと。 内容は、著者の「はかない結婚生活」がテーマということで、けっこう面白い内容である。 この本は、ところどころ読んでみた。全体の半分位か。 ●2023年1月3日、追記。 本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 美貌と歌才に恵まれ権門の夫をもちながら、蜻蛉のようにはかない身の上を嘆く藤原道綱母の21年間の日記。鋭く人生を見つめ、夫の愛情に絶望していく心理を繊細に描く。現代語訳を前面に出し、難解な日記をしっかり理解できるよう構成。現代語訳・原文ともに総ルビ付きで朗読にも最適。 ---引用終了 それから、本作の著者、藤原道綱母のが詠んだ和歌が百人一首にある。 それは、 なげきつつ ひとりぬる夜の あくるまは いかに久しき ものとかはしる
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初心者向けですね。読みやすくて、手に取りやすいと思います。 授業で先生が、道綱母のことを「女子力がない」って言っていたの面白かったなぁ(笑)そういうこと言わなそうな上品な先生だったから尚更。蜻蛉日記好きだなぁ。
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いろいろすっ飛ばされているようだけれど、雰囲気は伝わるので、ざっと知りたい方に。 教科書のように本文・読み下し文・解説付き。
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この時代の上流階級の女性の結婚と、その生活について、描かれた日記。兼家さんの悪びれない女好きに作者はプライドが許さずに苦しんだり喜んだり、また凹んだりと、躍らされてしまう人生を送ります。最後のあたりではもう兼家さんは来なくなり、悲しさ切なさひとしおで日記が終わり、何とも言えず後に...
この時代の上流階級の女性の結婚と、その生活について、描かれた日記。兼家さんの悪びれない女好きに作者はプライドが許さずに苦しんだり喜んだり、また凹んだりと、躍らされてしまう人生を送ります。最後のあたりではもう兼家さんは来なくなり、悲しさ切なさひとしおで日記が終わり、何とも言えず後に残る話でした。
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出た! 平安朝こじらせ女!! 溢れる才知、輝く美貌、そしてむやみに高いプライド。 一体どういう扱いなら、この人満足するんだろう、と思ってしまう。 町の小路の女への「命はあらせて、わが思うふやうに、おりかへし物を思うはせばや、と思いひしを、さやうに(兼家の愛を失う)なりもていき、果...
出た! 平安朝こじらせ女!! 溢れる才知、輝く美貌、そしてむやみに高いプライド。 一体どういう扱いなら、この人満足するんだろう、と思ってしまう。 町の小路の女への「命はあらせて、わが思うふやうに、おりかへし物を思うはせばや、と思いひしを、さやうに(兼家の愛を失う)なりもていき、果ては、産みののしりし子さへ死ぬるものかは」、「わが思ふには、今少しうちまさりて嘆くらむと思ふに、今ぞ胸は空きたる。」という悪口を読むと、いかに身分差があったにせよ、ドン引きした。 が、不思議なことに、本を置いてみると、何かその率直さが悪くない感じがしてくる。 でも・・・これは作者の生前から流布した本なのだろうか。 これを読んで、関係者たちは、特に兼家はどう思ったのだろう? 中巻は物詣の場面が多く、自然描写に惹かれる。 大学で『蜻蛉日記』の講義を受けたことを思い出した。 当時は、そのお寺の由来やら、本尊がどんな仏かという話が続き、思わず睡魔に襲われたものだったが、今にして読み直すと、なぜ先生が上巻を飛ばして中巻、下巻を扱われたのかわかる気がした。
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作者の、道綱の母が、私は大好きです。ものすごく今現代の人に近い、と思います。誰だって、自分だけを見てほしい。だから浮気をする(その当時の男性なら当たり前でしょうが…)夫にイライラするし、その相手にも強烈な嫉妬の炎を燃やす。けど、それは人間として当たり前ではないでしょうか?それを...
作者の、道綱の母が、私は大好きです。ものすごく今現代の人に近い、と思います。誰だって、自分だけを見てほしい。だから浮気をする(その当時の男性なら当たり前でしょうが…)夫にイライラするし、その相手にも強烈な嫉妬の炎を燃やす。けど、それは人間として当たり前ではないでしょうか?それを「嫉妬に狂い寵愛を失った女」として扱われるのはいかがなものか。私は彼女を本当に可愛くて、いじらしい人だと思っています。でも、「ちょっとは素直におなんなさい」と忠告したいけどね。
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最後まで読みきれなかった・・・ 昔は夫の帰りをひたすら待つだけだなんて大変だったんだなぁとしみじみ思う 一夫多妻制なんて私は我慢できないな 道綱母の切ない思いがひしひし伝わってきた 自分以外の女の元へ行く音を聞いてやりきれないことなどちょっとしたことが書いてあって それ...
最後まで読みきれなかった・・・ 昔は夫の帰りをひたすら待つだけだなんて大変だったんだなぁとしみじみ思う 一夫多妻制なんて私は我慢できないな 道綱母の切ない思いがひしひし伝わってきた 自分以外の女の元へ行く音を聞いてやりきれないことなどちょっとしたことが書いてあって それが些細なことだけに余計に切なさがこみあげてきた このころの女性はすごいな
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11/13 古事記が面白かったシリーズで、平安期へ。やっぱりある程度の流れを掴み、本文へ、というスタイルが良い。蜻蛉日記そのものも、楽しめる。継続中。 11/30. あれれ、全然読んでない。
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亀梨君が好きだと言っていたので読んでみましたが、なるほど面白いです。切なさがドクドクと感じられますね。
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