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二つのコリア の商品レビュー

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2014/11/01

主に70年代から2000年頃までの 韓国・北朝鮮を取り巻く国際政治を骨太に描く。 微に入り細に入り臨場感を持って現場を映し出しており、 非常に長い本ではあるが集中して読むことができた。 板門店のポプラの木に端を欲する開戦の危機や、 北朝鮮の核を巡る開戦の危機を回避するドラマは 極...

主に70年代から2000年頃までの 韓国・北朝鮮を取り巻く国際政治を骨太に描く。 微に入り細に入り臨場感を持って現場を映し出しており、 非常に長い本ではあるが集中して読むことができた。 板門店のポプラの木に端を欲する開戦の危機や、 北朝鮮の核を巡る開戦の危機を回避するドラマは 極めて読み応えがある。 馴染みの薄い全斗煥や盧泰愚の人柄にも 触れることができ、興味深かった。 この本に書かれた内容からはや十数年間が経ったが、 未だに情勢は非常に流動的である。 今後も朝鮮半島から目が離せない。

Posted byブクログ