メロス・レヴェル の商品レビュー

黒武洋(著者)

2019/11/28

親子の絆を描くのかと思いきや、主人公かと思われた親子が途中で脱落してしまい？マークが頭の中いっぱい。
色々な問題を提起しつつ、結構みんな死んでしまうという感じでした。

2011/12/19

個人主義が進んだ未来，国は家族などの絆をとりもどすべく「メロス・ステージ」というイベントを開催する。
それはメロス役とセリヌンティウス役の2人1組で争うゲームで，メロスが実際に競技をして，
脱落するチームのセリヌンティウスは生命や体の機能の一部を失うという，リスクの高いものだった。
予備校生の牧文典は父尚久とコンビを組んで「メロス・ステージ」に参加する。

「バトル・ロワイヤル」的な，現実離れした設定の中でどう行動するか，という話で，
つい先が気になって読んでしまう。ちょっと展開が意外だった。

2011/11/23

二人一組で政府主催の絆確認ゲームに参加した十組。優勝すれば莫大な賞金。しかし負ければ、五体満足では帰れない。果たしてどの組が本当の絆で結ばれているのか！もしあなたなら誰と参加しますか。的な。

『死のロングウォーク』コンビ版みたいな作品です。誰が優勝するのか全く予想が外れました。一瞬『そして粛清の扉を』の話が出てきて、ニヤってしましたが、なんだか特に山場もなく物語がずーっとフラットに最後まで行っちゃったって感じがします。

2011/06/04

発想がすごい好きな本の１つ。いろんな形のパートナーがあって、どこが勝つのか最後までわからなかった！うちやったら絶対やりたくないけどなぁ(笑)

2017/03/01

いやあ、「読んだ！」って感じ！
ゲームの内容とその勝敗が気になって気になって、一気に読んでしまいました。普段は読むの遅いのに。二転三転、もっともっと転がされるのが気持ちいい。よく思いつくなあ～
絆というのは、他人にひけらかしたり、ましてや賞金のために結ぶものじゃないよね。この本に出てきた日本国の在り方には疑問を持ったけれど、読んでいるこちら側が色々と考えるいいきっかけになりました。
最後に出てきた2人の繋がりは意外でしたね。しっかし、あんなメロスステージの放送を観た後で「命をかけて～～してくれる？」みたいなやりとりが国民の間で流行しているなんて。この時代の人たちは皆本当に繋がりに飢えているのね…信じられない。けど、いつか日本が実際にこうなってしまうような気もして、薄ら寒いです…

以下、ネタバレです。
主人公（のように描かれているペア）がまさか途中で敗退するなんて！目次を見て、最後まで勝ち残るんだ～なんてのん気に思った自分に喝！

二回目読了…！
いやー先が読めなくてほんと面白い！
ただやっぱり描写がくどすぎるかな。もっと完結でも分かる。
黒武テイスト(胸くそ悪いエピ多数)満載なので注意。
人の黒い部分を書くのがうまいなあと。。

2009/12/31

何をどう間違っても、未来の日本がこんな馬鹿げた国家にならないことを祈るばかり。家族団欒とか人間の絆を強制してどうするよ。知力とか体力もあんまり関係はないんじゃ。なのにそれをもって「絆の強さ」とするだなんて、すっごい皮肉。痛烈。
そして確かに、「走れメロス」は「そんな話ないだろう！」てな感じ。一通りストーリーは知ってるけれど、しっかり読んだわけじゃなかったので（覚えてないし）、「友人を身代わりに」と言い出したのがメロス本人だったと知ってショック。それって……一歩間違えれば凄まじく人でなしなんじゃ。

2009/10/04

メロスはね、「走れメロス」のメロスなの。それのレベルってことはね、どんだけメロス度があるかってこと。友達想い度とか忠誠度とか、信頼度とか。そんなあれ。ひらたく言うと愛情？ちょっと違うか？そんなメロス度を優勝賞金という大金を賭けたゲームで計られちゃうわけ。
結構、オススメですよ。読んでみそ。
貴志祐介の「クリムゾンの迷宮」と読み比べると面白いかもｗ

2009/10/04

この作品中の日本政府に、これだけの規模のイベントをこなす体力があるかははなはだ疑問だが、まあエンタメとしてみれば…という感じ。最初の数章はこの作品を読むうえでの初期設定だと思って我慢が必要。

2009/10/04

政府公認で選出された１０組のペア。
優勝者には最高の名誉と賞金。負ければ命をも落とすことに・・。
こんな競技、あっていいのか？ちょっと複雑だったけど、でも、おもしろかったです。

2009/10/04

まったく違う日本が舞台。まあ、デスゲームです（笑）。ゲーム内容がおもしろいから最初はイケるんだけどね〜、後半なんかダレた（笑）。この人、３作とも微妙なんだよね。。。