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文章魔界道 の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2010/05/21

鯨氏お得意の「言葉遊び」満載の本。 「小説を一度も書いたことのない大文豪」と、 そのアシスタントで「小説を読んだことがない」 女の子が、古今の文豪たちを倒しつつ、 「文章魔王」に戦いを挑む、という 何とも荒唐無稽な話(^ ^; 回文、駄洒落、謎掛け、同音異義語など ありとあら...

鯨氏お得意の「言葉遊び」満載の本。 「小説を一度も書いたことのない大文豪」と、 そのアシスタントで「小説を読んだことがない」 女の子が、古今の文豪たちを倒しつつ、 「文章魔王」に戦いを挑む、という 何とも荒唐無稽な話(^ ^; 回文、駄洒落、謎掛け、同音異義語など ありとあらゆる言葉遊びを、 「これでもか」というボリュームで 畳み掛けて来る(^ ^; 正直、第一印象は「よくやるよ」かな(^ ^; 「真相深いが難解いかん、永井荷風、孫子」 みたいな「文豪がらみ」の回文だとか、 「泰西の体制に対生する大政の体勢が、  胎生ゆえに耐性をなくし、  大成せずに退勢してゆく大勢にあるあることを、  大聖は大声にする態勢だったのだ」 みたいな、同音異義語づくしだとか、 時間をかけて考えられたことは分かる。 が、「努力賞」止まりって感じかな(^ ^; つまらなくはないけど、下らん(^ ^; 途中から、読むのが面倒くさくなりました、私は(^ ^; でも、戯曲の形を取っていたり、 お約束のギャグが散りばめられていたりと、 一応「最後まで読ませる工夫」がされているのは、 さすが巧者鯨氏の面目躍如と言ったところか。 変な話、「下らんもんだ」と思って読めば それなりに楽しめるかと思います(^ ^; 本当に、つかみ所がないなぁ、この人は...(^ ^;

Posted byブクログ

2010/02/06

これは…ミステリになるんでしょうか?そこのところは疑問ですが。戯曲の形式を採っていて、言葉遊びが中心となった作品です。 大文先生とミユキの遣り取りが面白かったです。大文先生、どれだけ合体したいんだ(笑) 文章中にはこれでもか、というほどの回文、同音異義文が出て来ます。日本語っ...

これは…ミステリになるんでしょうか?そこのところは疑問ですが。戯曲の形式を採っていて、言葉遊びが中心となった作品です。 大文先生とミユキの遣り取りが面白かったです。大文先生、どれだけ合体したいんだ(笑) 文章中にはこれでもか、というほどの回文、同音異義文が出て来ます。日本語ってすごい、面白いと感じました。文豪と言われる人物だけでなく、現代の作家さんたちの名前もたくさん出て来たところも面白かったです。この作家さんってこんな人だったんだ、という発見もありましたし。でもこれ、(特に現代の作家さんたちですけど)ご本人さんに了解を取ってるのかしら…とか思ったり。

Posted byブクログ