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この手のなかの真実 の商品レビュー

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2009/10/08

一卵性双生児の兄弟トーマスとドミニクは、 私生児として生まれた。 トーマスは、19歳のときに精神分裂症を発病し、 病院の入退院を繰り返している。 1990年の秋、湾岸戦争を阻止すべく神に捧げものをする という名目で、自らの手首を切り落とす。 その後1年の出来事を描いていくこの作品...

一卵性双生児の兄弟トーマスとドミニクは、 私生児として生まれた。 トーマスは、19歳のときに精神分裂症を発病し、 病院の入退院を繰り返している。 1990年の秋、湾岸戦争を阻止すべく神に捧げものをする という名目で、自らの手首を切り落とす。 その後1年の出来事を描いていくこの作品では、 ドミニクの不幸が語られる。 義父からの虐待、母親の死。最愛の女性と結婚するが、 赤ん坊は突然死し、それが原因でふたりは別れてしまう。 次々と訪れる不幸にドミニクは、 教師らしい冷静さで対処していくが、 教壇に立っていたある日、 許容量を越え、突然嗚咽して崩れ落ち、 狂人として警察に連行され、教師を辞職する。 不幸に押し潰されそうになりながらも人生を立て直そうと 必死に努力する普通の人々の魂の物語。 前作『人生におけるいくつかの過ちと選択』で現代アメリカ文学界を揺るがしたウォーリー・ラムが、帰ってきた! 本作は、全米の人気番組「オプラ・ウィンフリー・ショー」で紹介され、たちまちベストセラーリスト全米ナンバーワンにランクイン!全米200万人が感動し、15カ国で翻訳出版された、世界的、記録的なベストセラー作品がついに刊行。

Posted byブクログ